上院議員銃撃で15歳少年逮捕、大統領は「首謀者」割り出し誓う コロンビア


【映像】大統領選有力候補が撃たれる コロンビア

ウリベ氏は中道右派の最大野党「民主中道党」の所属で、来年の大統領選に出馬する意向を示していた。

検察によると、ウリベ氏は7日午後、ボゴタのフォンティボン地区で2回にわたって撃たれた。警察は容疑者の少年について、逮捕時にグロックピストルを所持していたと明らかにした。

映像にはまず、聴衆に向けて演説するウリベ氏の姿が映り、続いて大きな音が複数回響いている。周囲の人が逃げ惑う中、ウリベ氏が地面に横たわる様子も確認できる。警察と市民はその後、ウリベ氏を急いで救急車へ搬送した。

民主中道党によると、ウリベ氏は選挙関連のイベントに参加中、背後から銃撃されたという。

コロンビアのペトロ大統領は7日夜の放送で事件を非難し、関与した者を突き止めると言明。他にも関与者がいる可能性を示唆した。

ペトロ氏は「首謀者を見つけるためには1ペソたりとも、一瞬たりとも労力を惜しまない。コロンビア国内だろうと国外だろうと、どこに住んでいてもだ」と表明した。

また、ウリベ氏が一命を取り留めることを願うと表明し、政治は「暴力とは無縁」であるべきだと訴えた。

治療先の病院によると、ウリベ氏は「脳神経外科および末梢血管の処置」を受けているという。

カマルゴ検事総長は地元テレビに対し、「ウリベ氏の容体は安定しているが、依然として重体だ」と説明した。

ウリベ氏はコロンビアの著名な政治一家の出身。祖父のフリオ・セサル・トゥルバイ・アヤラ氏は1978年から82年にかけて大統領を務め、2005年に死去した。



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