【続・防衛最前線】155ミリ榴弾砲FH70 手動と精密…陸自主力砲の精度と破壊力

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陸上自衛隊の富士総合火力演習で、主力砲「155ミリ榴弾砲FH70」を発射する隊員=8月25日、静岡県の陸自東富士演習場(早坂洋祐撮影)

陸上自衛隊の富士総合火力演習で、主力砲「155ミリ榴弾砲FH70」を発射する隊員=8月25日、静岡県の陸自東富士演習場(早坂洋祐撮影)

 富士山麓に位置する陸上自衛隊東富士演習場(静岡県裾野市など)で毎夏、一般公開される国内最大の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」。今年8月の演習は、離島防衛を想定し、陸海空3自衛隊の統合作戦の下で敵部隊を制圧する流れで行った。その一コマを紹介したい。

 「斉射用意…。撃てっ」

 指揮所からの号令とともに、観覧席の目前の射撃陣地に展開した5機のFH70が砲弾を発射すると、「パァン!」という轟音が耳につき刺さり、震動が腹にドスンと伝わってきた。

 5発の砲弾は11秒後、4キロ先の山肌の目標でピタリと同時に破裂し、土煙を上げた。それから7秒遅れて、打ち上げ花火のような音が観覧席に届いた。

 1機につき9人の陸自隊員で操作する。発射した瞬間、隊員たちは次の発射に向けた作業に移った。40キロの砲弾を手で持ち上げて砲身に装填(そうてん)し、2人がかりで素早く、鉄の棒を使ってグッと奥に押し込めた。砲身の向きはレバーを手動でぐるぐる回して調整した。そして、隊員が手でレバーを引いて発射する。発射の間隔は早ければ10秒だ。

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