1分1ラウンドで最強を決める総合格闘技イベント『BreakingDown(ブレイキングダウン)』のオーディションで、出場者同士が「女性問題」を巡り大乱闘に発展した。登場直後からの顔面殴打、そして衣服が破れるほどの緊迫した状況は、泥仕合の様相を呈し、プロデューサーである朝倉未来も困惑の表情を見せた。
オーディションでの異変:瓜田純士軍団の乱入
この騒動は、6月8日に朝倉未来のYouTubeチャンネルで公開された『BreakingDown16』のオーディション初回で明らかになった。今大会は初の大阪開催(7月13日、おおきにアリーナ舞洲)であり、本戦出場を目指す多くの志願者が自己PRを繰り広げていた。そんな中、“アウトローのカリスマ”として知られる瓜田純士とその一団が突如オーディション会場に乱入した。瓜田は朝倉未来に対し、「最近ブレイキングダウン悪い方向行っちゃってんじゃないの?」「溝口に乗っ取られているんじゃないの?」と、運営への不満をぶつける場面があった。彼は、「(不良の中でも)従順なヤツばかりが活躍して、言葉足らずだったり、運営に媚売れねえヤツらもたくさんいるんだよ」と主張した。
「人の女を…」“最強ニート”森が顔面殴打、勃発した大乱闘
瓜田の号令とともに、近頃BreakingDownでの出番が少なかった過去の出場者たちが登場した。その先頭に立って何かが描かれた紙をばら撒きながら進んできたのが、“自称最強ニート”の森だった。森はそのままひな壇へと向かい、「オメエだよ!」と叫びながら、外枦保尋斗の顔面をいきなり殴打。これにより、両者はヘッドロックから激しい大乱闘へと発展し、会場は騒然となった。この乱闘によって、外枦保の衣服はビリビリに破れてしまうほどだった。
衝突の理由と双方の主張
森は、その激しい怒りの原因が、外枦保が自身の妻に対し、プライベートでDMや電話を使ってアプローチしたことにあると説明した。「ナメんなよ!てめえ人の女取りやがってよ!」と外枦保を激しく非難した。一方、外枦保は弁明に努めた。彼は「一回ご飯は食べたけど1ミリも狙ってないし、身体の関係も持ってない」と主張。さらに、森が提示した証拠については、「Instagramも乗っ取られていた時期があった」と説明し、自身の行動を否定した。
ブレイキングダウン16オーディションで女性問題を巡り激怒する“自称最強ニート”森
決着はリングで? 朝倉未来の判断、そして消えない怒り
その後、森はカメラの前で自身の妻に連絡を取り、改めて事情を確認した。また、外枦保のアプローチを示す複数の証拠を提示したが、外枦保は明確な証拠を示すことなく、「乗っ取り」を繰り返すに留まった。この状況を見た朝倉未来は、両者の試合決定を言い渡した。試合決定後、森はインタビューに応じ、「これまでいい人ぶりやがってよ。だけど必ず全部めくれるんだよ。絶対格闘技できない身体にしてやる」と、最後まで外枦保に対する強い怒りと敵意を示し、その怒りは一切収まっていない様子だった。
森は怒りのあまり、ベアナックル(素手)でのMMA対戦を要望したが、危険すぎるとして運営に容認されなかった。両者がどのような形で白黒はっきりつけるのか、そしてこの「女性問題」の真相は一体何なのか、注目は高まるばかりだ。