朝ドラ「あんぱん」第51回：友人の「変貌」に視聴者騒然…一体何が？

NHK連続テレビ小説『あんぱん』。6月9日放送の第51回では、主人公・柳井嵩の幼馴染である健太郎が再登場。明るかった彼からは想像もつかないような「変貌」を遂げており、多くの視聴者に衝撃を与えました。

嵩の過酷な軍生活と八木上等兵

故郷の高知連隊から福岡の小倉連隊へ転属となった主人公・柳井嵩（北村匠海）。新兵教育係の馬場をはじめ、先輩兵士たちの指導は非常に厳しく、嵩は連日過酷な軍生活を送っていました。そんな中、嵩は世話係の八木上等兵（妻夫木聡）に対し、他の兵士とは異なる何かを感じ取ります。

ある日、嵩が戦闘帽盗難の嫌疑をかけられ、理不尽な暴力を振るわれていた際、八木上等兵に連れ出されました。八木は嵩に「お前は戦地までもたないかもしれんな」と厳しい言葉を投げかけ、軍人としての心得を示す「軍人勅諭」の暗記を命じたのでした。

NHK朝ドラ「あんぱん」第51回より、軍人勅諭の暗記を命じられる嵩（北村匠海、左）と八木上等兵（妻夫木聡、右）。

その後、嵩は芸術学校時代からの友人・健太郎（高橋文哉）と小倉の街で思いがけない再会を果たします。しかし、明るく朗らかだった健太郎は、以前とは別人のように雰囲気が変わり、表情は硬く、口調も厳しいものとなっていました。

親友の変わり果てた姿を目の当たりにした嵩は、「どうしちゃったんだよ、健ちゃん」と声をかけるのが精一杯で、大きな動揺を隠せませんでした。

健太郎の衝撃的な変貌は、放送直後から視聴者の間で大きな話題となり、SNSには悲痛や心配の声が殺到しました。

「健ちゃん、一体何があったの？」「まさかあんな風になってしまうなんて」「冗談って言ってほしい」「彼にもきっとつらい事情があるはず」など、様々な憶測と共に「#あんぱん」がトレンド入りする事態となっています。

親友・健太郎の変わりように心を痛める嵩。彼の身に一体何が起こったのか、今後の物語の鍵を握る展開となりそうです。来たる6月10日放送の第52回では、嵩が陸軍幹部候補生試験に挑む様子が描かれます。