来来亭浜松幸店で異物混入、営業停止へ

大手ラーメンチェーン「来来亭」は6月10日、同社が運営する「来来亭浜松幸店」で異物混入の事実が発覚したため、同店を無期限の営業停止とすることを発表しました。この問題はSNSへの投稿が発端とみられています。

来来亭浜松幸店外観と異物混入が確認されたラーメン（写真：NEWSポストセブン）

騒動の発端となったSNS投稿

来来亭は京都発祥で、全国に200店舗以上を展開する人気のラーメンチェーンです。今回の騒動は、6月9日13時59分にX（旧Twitter）に投稿された動画が発端でした。「昨日来来亭でラーメンを食べようとしたらウジ虫が…お気に入りの店だったので残念です」とのコメントと共に、ラーメンのチャーシューに小さな虫のようなものが数匹這う様子が撮影されていました。

動画はその後削除されましたが、投稿主は会社から連絡を受け、「状況審査と原因調査をしてくれると連絡をもらいました。審査が完了するまで非表示にしてくださいとの事なので動画は削除しておきます」と説明する投稿を残しています。

会社側の謝罪と調査状況

株式会社来来亭は、異物混入の事実確認を受け、公式HP上で謝罪文を掲載しました。「この度、異物混入の事実が発覚したため、当面の間臨時休業させて頂きます。皆様にご心配、ご迷惑を、お掛けしまして誠に申し訳ございません」と述べ、陳謝しています。

現在の状況として、「現在、社内で状況確認、工場確認、保健所の方にも連絡し原因調査を早急に進めております」と報告。本件を受けて、今後の再発防止と衛生管理の徹底を改めて強化していくとしています。

報道機関の取材と今後の続報

今回の騒動について、NEWSポストセブンが来来亭に電話で問い合わせたところ、「はい、そうですね。ホームページでお知らせさせていただいた通りでございます。事実確認を進めている次第ですので、詳細が分かり次第、お知らせさせていただきます」との回答を得ました。

NEWSポストセブンでは、混入の詳しい経緯や、他の商品への混入の可能性、今後の対策などについて、改めて同社に確認を進めており、回答があり次第、詳しい情報を報じる予定です。

結論

来来亭浜松幸店で発生した異物混入問題は、SNS投稿を機に明らかになり、店舗の無期限営業停止という事態に至りました。現在、会社側は謝罪の上、保健所とも連携しながら原因調査を急ピッチで進めています。今回の件が、今後の食品安全管理体制の見直しと強化につながることが期待されます。続報が入り次第、お伝えします。