トランプ米大統領が専用機に乗り込む際にタラップを上がりながらふらつく場面がとらえられ話題になっている。
USAトゥデーなど外信によると、トランプ大統領は米ニュージャージー州モリスタウンで記者らとの質疑を終えた後、メリーランド州にあるキャンプ・デービッドに移動するため大統領専用機に乗り込む際に足を踏みはずしふらついた姿がカメラに撮られた。トランプ大統領はしばしバランスを失ったが手すりをつかんですぐに姿勢を立て直した。
この動画はXなどソーシャルメディアで拡散し、バイデン前大統領が過去に専用機に乗り込む際にタラップで転倒したことを思い起こさせた。バイデン前大統領は2021年3月に専用機に搭乗する間に3回にわたりバランスを失った。ホワイトハウスは「激しい風の影響」と釈明したがバイデン前大統領の健康に対する懸念が提起された。その後2023年6月にもバイデン前大統領は東欧訪問日程を終え専用機に乗り込む際に転んでいる。
これに対し共和党は、バイデン前大統領が高齢である点を問題視し、大統領職遂行能力に疑問を示すなど集中攻勢をかけた。トランプ陣営は昨年の大統領選挙の際にバイデン前大統領が転ぶ姿を嘲笑するミームにして選挙運動に使ったりもした。バイデン前大統領は大統領候補のテレビ討論で認知力をめぐる議論が置き結局民主党の候補から退いた。最近では前立腺がんの診断を受けた事実も公開した。
今回トランプ大統領がふらつく姿に、ネットユーザーは「バイデンだったらメディアで速報があふれただろう」「他人を攻撃すれば常にその言葉は返ってくる」と指摘した。一部では大統領職遂行に年齢制限が必要だという意見も出したが、「階段で転んだからとみんな問題があるわけではない、私も転ぶ」として単純なハプニングとみる反応もあった。