トランプ政権の国家情報長官 広島と長崎の被害に触れて核廃絶を訴え 「狂気に終止符を打つ必要がある」


アメリカ ギャバード国家情報長官
「私は最近、日本の広島を訪れ、80年前の1945年に投下された1発の原爆がもたらした想像を絶する恐怖の傷跡が残る街の爆心地に立ちました」

これはアメリカのギャバード国家情報長官が10日、「X」に投稿した動画です。

ギャバード氏は最近、被爆地の広島と長崎を訪れたと明らかにしたうえで、「今もなお心に残る悲しみを表現する言葉を見つけるのが難しい。この体験は永遠に私の心に残るだろう」などと話しています。

そのうえで、現在の核兵器の威力は広島や長崎に落とされた原爆とは比較にならないほど強力だと指摘し、核廃絶の必要性を訴えました。

アメリカ ギャバード国家情報長官
「これは私たち次第なのです。人々が声をあげ、狂気に終止符を打つ必要があります。我々は核戦争への道を拒否し、誰も核兵器による大虐殺におびえる必要がない世界をつくっていかなければいけません」

広島や長崎への原爆投下を正当化する立場をとってきたアメリカで、現役閣僚が核兵器廃絶を訴えるのは異例のことです。

アメリカの国家情報長官室は3月、ギャバード氏が日本を訪れたことを明らかにしましたが、その際には広島と長崎を訪れることができなかったとして「次の機会に訪問し、原爆で亡くなった人々を追悼するとともに核拡散防止へのトランプ氏の決意を示したい」と発表していました。

TBSテレビ



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