佳子さまは6月4日から約2週間にわたり、ブラジルを公式訪問されています。この滞在中には、サンパウロやブラジリアを含む計8都市を巡られる予定です。訪問日程の6日目にあたる10日(日本時間11日)には、5つ目の訪問地としてマットグロッソ・ド・スル州の州都カンポグランデを訪れられました。この地は、特に沖縄県出身者とその子孫である日系人が多く暮らしている場所です。カンポグランデでのご活動として、佳子さまは開拓先駆者慰霊碑に献花を行い、沖縄県に縁の深い「カンヒザクラ」の記念植樹をなさいました。
カンポグランデでの日系人コミュニティとの交流
佳子さまはカンポグランデに滞在中、現地の沖縄県系人コミュニティの中心施設などを訪問されました。移住初期からこの地を開拓し、現在の礎を築いた先駆者の功績を称える慰霊碑に深く敬意を表し、献花を通じて故人を偲ばれました。また、沖縄の自然を象徴するカンヒザクラの苗木を自ら植樹されるなど、両地域の歴史的なつながりと友好関係を未来へつなぐための重要な機会となりました。
鮮やかなミントグリーンワンピースの装い
カンポグランデでの一連のご公務において、佳子さまは爽やかなミントグリーンのワンピースをお召しになっていました。このワンピースはブラウスのような軽やかな素材感で、見た目にも涼しげな印象を与えました。全体のデザインはシンプルでありながら、胸元でリボン結びされたタイや、スカート部分に施された上品なプリーツが、装いにエレガントなアクセントを加えています。
ブラジル・カンポグランデ訪問中の佳子さま、ミントグリーンワンピース姿
ブランド「ANAYI」とその価格
この佳子さまがお召しになったワンピースは、百貨店を中心に展開する日本のファッションブランド「ANAYI(アナイ)」のものと見られています。特にオケージョン(特別な行事)向けのラインナップに含まれるアイテムであり、その価格は69,300円と報じられています。「ANAYI」は「ファッションを通して新たなエレガンスを提案」することをブランドコンセプトに掲げており、公的な場にふさわしい品格と現代的なセンスを兼ね備えた佳子さまのスタイルによく調和しています。
賢い着回し術と完売状況
今回のブラジル訪問で注目されたミントグリーンのワンピースは、実は佳子さまが以前にも着用されたことのある「着回し」アイテムです。今年の5月21日に開催された「全国都市緑化祭」の記念式典にご出席された際にも同じワンピースをお召しでしたが、その時は今回見られた胸元のリボンタイを外した状態で着用されていました。同じアイテムでありながら、タイの有無で雰囲気を変えて着こなされる佳子さまのファッションに対する工夫とセンスがうかがえます。特にこのミントグリーンのカラーは非常に人気が高く、現在ではオンラインストアなどで全サイズが完売しているとのことです。佳子さまは過去にも「ANAYI」の洋服を選ばれており、例えば2024年10月のイベントでお召しになった青色のパンツスーツ(上下で約14万円と報じられた)も同ブランドの製品とされており、このブランドがお気に入りである可能性が考えられます。
まとめ
佳子さまのブラジル公式訪問は、日本とブラジルの友好親善を促進する重要な機会となっています。各地での精力的なご活動の中でも、特にカンポグランデでの日系人コミュニティとの心温まる交流や、開拓の歴史に敬意を表すお姿は多くの人々に感銘を与えています。また、海外での公務にふさわしい品格あるファッションで臨まれる佳子さまの装いも、常に注目を集めています。今回話題となったミントグリーンのワンピースに見られるような、上品さの中に工夫を取り入れた佳子さまのスタイルは、今後も国内外で多くの関心を集めることでしょう。