社会学者 古市憲寿氏、週刊文春のX子さん記事巡り弁護士に質問状送付 中居正広氏問題関連

社会学者の古市憲寿氏が13日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、元タレント中居正広氏(52)を巡るフジテレビ問題に関連し、『週刊文春』の記事に登場する「X子」さんの代理人弁護士宛に書面を送付したことを明らかにしました。この書面は、週刊文春2025年6月12日号に掲載されたX子さんの発言内容に対する「確認」を求めるものです。

社会学者 古市憲寿氏。週刊文春報道への質問状送付を公表。社会学者 古市憲寿氏。週刊文春報道への質問状送付を公表。

質問状送付の経緯と目的

古市氏は、X投稿の中で、X子さんの代理人弁護士宛に送付した書面が全8ページにわたる「確認」であると述べました。本来、言論活動は自由であるべきであり、必ずしも「確認」は必要ないとの考えを示しつつも、今回の質問状送付に至った理由を説明しました。それは、『週刊文春』の記事内に「私や私の代理人に確認もせず」という記述があったこと、および看過できない誤認が含まれていたためとしています。これにより、事実関係の確認と誤解の解消を図る目的があることが伺えます。

週刊文春の記事内容と古市氏への言及

古市氏が公開した声明文によれば、週刊文春2025年6月12日号(6月5日発売)の「X子さん怒髪天の肉声」と題された記事の中で、X子さんが「親しい知人」に明かした内容として古市氏に言及している部分があったとのことです。記事では、「橋下徹さんや古市憲寿さんは私や私の代理人に確認もせず、“加害者”側の発言を一方的に信じている。加害者側から聞いた話を事実だと思い込んで社会に言い触らしています。声が大きいから信じる人も一定数いる。“失恋事案”発言が独り歩きして、いまだ誹謗中傷や脅迫が止まりません」と報じられていました。

質問状の主な内容

古市氏がX子さんの代理人弁護士に送付した質問状には、以下の計6つの項目が含まれています。

  1. 「失恋事案」発言について
    記事に「古市憲寿さんは私や私の代理人に確認もせず、“加害者”側の発言を一方的に信じている」「加害者側から聞いた話を事実だと思い込んで社会に言い触らしています」とあることについて、具体的に古市氏のどの発言を指しているのか釈明を求めています。
  2. メディア報道が冤罪を生まないために
    報道が事実に基づいて行われ、無実の人物が不当な扱いを受けることを防ぐためのメディアの責任や役割について言及しています。
  3. 誰が「示談書の内容」を漏洩したのか
    関連する示談書の内容がどこから漏洩したのか、その情報源に関する質問です。
  4. 「9000万円」の解決金に関する報道は事実か
    一部で報じられている解決金の金額に関する情報の真偽を質しています。
  5. 第三者委員会と中居正広さん代理人弁護士の「見解の相違」
    設置された第三者委員会の見解と、中居氏の代理人弁護士の見解との間に存在する可能性のある相違点に関する質問です。
  6. 今後の確認について
    今回の件に関する今後の対応や追加の確認が必要になった場合の進め方について示唆しています。

古市氏は、これらの質問に対する回答期限を6月18日までに設定しており、寄せられた回答は公表を予定しているとしています。この動きは、メディア報道における事実確認の重要性や、公的な発言が及ぼす影響について一石を投じるものと言えそうです。

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