NHKの鈴木奈穂子アナウンサーが、2024年6月13日放送の情報番組「あさイチ」において、ゲスト出演した俳優・中沢元紀さんの名前を読み間違え、生放送中に訂正し謝罪する一幕があった。中沢さんは、現在放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」で、主人公・嵩（演：北村匠海さん）の弟である千尋役を演じブレーク中の注目俳優だ。
この日の「あさイチ」プレミアムトークには、朝ドラでの好演で大きな反響を呼んでいる中沢元紀さんが登場した。「あさイチ」のプレミアムトーク出演後には注目度がさらに上がり、退場するという“都市伝説”があることがネットでも話題となる中、中沢さん自身もその反響の大きさを実感している様子だった。特に、祖父母が朝ドラ出演を心から喜んでくれていると、嬉しそうに語る場面もあった。
番組には視聴者から中沢さんへのメールやFAXが殺到し、鈴木アナウンサーがその一部を紹介していた。その際に、鈴木アナは届いたメッセージの中から「げんき君の『あんぱん』出演をきっかけで、やなせ先生の歌詞に込められた意味や思いを深く知ることができました」という一文を読み上げた。中沢元紀さんの正しい読み方は「もとき」であり、「げんき」は誤りであった。
読み上げ後、鈴木アナウンサーはすぐに自身の誤りに気づき、生放送中に中沢さん本人に向かって「ごめんなさい、私さっき、『げんきさん』と読んじゃった。中沢『もときさん』」と、丁寧な言葉遣いで謝罪を行った。これに対し、中沢さんからは「いえいえ、とんでもないです」といった返答があり、全く気にしていない様子を見せたため、スタジオは和やかな雰囲気に包まれた。
番組進行中のわずかな間違いではあったが、視聴者のメッセージを伝える責任感と、間違いに気づいた際の誠実な対応が、視聴者に好印象を与えた出来事と言えるだろう。中沢元紀さんの今後の活躍にも引き続き注目が集まっている。
NHK「あさイチ」に出演中の鈴木奈穂子アナウンサー。番組中に起きた出来事について報じる。
