12日、国民民主党が夏の参議院選挙の比例代表候補として内定していた山尾志桜里元衆院議員の公認を取りやめる決定をしたことに対し、社会学者の古市憲寿氏は、玉木代表の不倫問題が起きたときの党の対応との差を痛烈に批判した。
■【写真で見る】「仲間を守れない人は国民も守れない」古市憲寿氏が国民・玉木代表を痛烈批判
山尾志桜里元衆院議員が12日、国民民主党に離党届を提出し、自身のSNSで心境を告白した。
山尾志桜里氏のSNS:6月10日の記者会見の後、24時間もたたないうちに、『公認取消』という性急な結論を頂戴したことには正直驚きました。
党の都合で排除されてしまう政党では、志ある方も、今後、立候補の決断に躊躇してしまうのではないでしょうか。
国民民主党の支持率の変遷だ。
年末に玉木代表の不倫報道があり、1月には7.2%だった。その後、玉木代表が代表職に復帰して、11.4%にまで上昇した。
しかし、山尾氏の公認内定が発表された5月14日の後に、8.4%にまで下がった。
■玉木代表の判断「最悪だ」
社会学者の古市憲寿さん山尾氏の擁立を巡る国民民主党の対応を「最悪だ」と批判した。
社会学者 古市憲寿さん:これ玉木さんは最悪ですよね。やっぱり1回仲間になるって決めた人を、たやすく切り捨てちゃうわけじゃないですか。
玉木さん、もしくは国民民主党という政党が、『そっか、仲間をこんな簡単に切り捨てるんだ』と。『仲間を守れない人は国民も守れない』と思うんですよ。結局、『この人たちは国民のこともいざとなったら、都合よく切り捨てたりとかする人なんだな』という印象を僕は持ちました。
青木源太キャスター:批判を受けても、守るべきだった?
古市憲寿さん:元々、山尾さんを選ぶかどうかの判断(の良し悪し)は当然あって、『選ぶべきじゃなかった』というのが答えなんでしょうけど、選んでしまったからには、全力で守るべきだと思うんですよ。
だからまさに玉木さんが不倫した時の榛葉幹事長であるように、榛葉さんはどんな時であっても玉木さんを守るっていう立場を一貫してきたわけじゃないすか。今回は同じようなことを玉木さんがやるべきだと思います。