生島ヒロシ氏(74)自粛中の「反省丸刈り」姿を初披露、ラジオ復帰への道は?

ハラスメント行為により芸能活動を無期限自粛中のフリーアナウンサー、生島ヒロシ氏(74)が、意外な形での自粛生活を送っていたことが明らかになりました。関係者によると、生島氏は現在、反省の意を示すために丸刈り姿になっているといいます。

昨年1月27日、TBSラジオは長年続いた看板番組『生島ヒロシのおはよう定食』『生島ヒロシのおはよう一直線』からの生島氏の降板を突然発表しました。この日の朝まで元気に出演していた生島氏にとっては、まさに寝耳に水の出来事でした。複数の関係者に対するハラスメント行為が発覚したことが原因で、放送終了後に降板が通達されたと報じられています。生島氏自身も当時、自身の名前を冠した事務所「生島企画室」のウェブサイトを通じて、友人から送られた不適切な写真をラジオスタッフに送付したことや、生放送中にスタッフへの当たりがきつくなったことを認め、無期限の活動自粛と事務所役職の辞任を発表。その後、事務所からも退所しています。

当時、生島氏は深い落ち込みを見せつつも、事務所の引き継ぎなどで慌ただしい日々を送っていたとのこと。しかし、最近になってようやく落ち着きを取り戻し、「しゃべることを続けたい」「もう一度ラジオをやりたい」と周囲に意欲を見せ始めているといいます。ラジオ降板以来、公の場には一切姿を見せていませんが、復帰に向けて動き出しているとの情報を受け、本誌は自粛中の生島氏を直撃しました。

自粛中の生島氏、現在の様子と心境

復帰への動きについて尋ねると、生島氏は「そのあたりのことは、もう少ししたらお話しできると思いますので……。いろいろな方から意見を聞くと、“6カ月がひとつのめどだ”と」と、具体的な時期には触れずも、復帰の可能性を示唆しました。そして、反省の意を示すために丸刈りにしたのかと問われると、「坊主頭にしましたよ。5ミリかな。もう伸びてきていますけど」と認めました。

自粛期間中に反省の丸刈り頭を披露した生島ヒロシ氏の写真自粛期間中に反省の丸刈り頭を披露した生島ヒロシ氏の写真

かぶっていた帽子を脱いで丸刈り頭を見せてくれた生島氏の姿は、白髪交じりで伸びかけの様子から、どこか侘しい印象を受けました。自粛中の生活について、生島氏はさらに詳細を語りました。「実は自粛中は毎週お寺で座禅を組んでいまして。1時間ほどご住職とさまざまな話をしながら。そうするうちにご住職の剃髪を見て僕も頭を丸めることにしたんです。もちろん、反省の意味を込めて。猛省の日々ですから」。寺での座禅を通じて、自身を見つめ直し、反省を深めていることが伺えます。

ラジオへの強い思いと厳しい現実

26年間続けたラジオ番組が放送7千回目前で失われたことについては、「ラジオを失ったのは本当に残念です。僕の番組のリスナーの方からもたくさん声をいただきましたし、新しい番組を見たり聞いたりすると“うらやましいな”とも思いますし」と、未練を口にしました。しかし、その原因が自身にあることは認めています。「でも、それもこれもひとえに身から出た錆ですね。この年でこんなことになってしまって、周りからは『しくじりヒロシ』って言われています」と、自虐的な言葉も飛び出しました。

自他ともに「しくじり」と認める状況ではありますが、復帰への意欲は強いようです。「こういう形で取材をされるのは“そろそろ動け”ということなんですかね。僕の中では“再びチャンスがあれば”と思っています」と、笑顔を見せながら語りました。今回の取材にも、「僕が問題を起こしてから時間もたっていたので、今日声をかけられて“俺?”とびっくりしましたよ。気にしてくださってありがとうございます」と、感謝の言葉を述べました。

生島氏が語った「6カ月がめど」という時期はまもなく訪れようとしていますが、その復帰への道のりは決して平坦ではないようです。

今後の展望:依然として「いばらの道」

芸能関係者は、ハラスメント行為で降板したタレントの再起について、厳しい見方を示しています。「パワハラやセクハラ行為を犯したタレントを起用するのはなかなか難しいのが現実。生島さんにオファーを出すラジオやテレビ番組はそうないでしょう」。たとえ反省の丸刈りを見せ、悔恨の念を示したとしても、過去の行為とその被害者の存在は重くのしかかります。生島氏の軽妙なトークを待ち望むリスナーがいる一方で、彼の復帰が世間や被害者にはどう映るのか。反省の日々を経て丸刈りになったとしても、彼が進むべき道は依然として「いばらの道」であり、その行方は不透明な状況が続きそうです。

(出典:「女性自身」2025年7月1日号)