首都ワシントンでの軍事パレードとトランプ大統領の誕生日に合わせ、トランプ政権の移民政策に対する大規模な抗議デモが全米各地で広がっています。多くの人々がこの政策への反対を表明しています。
ロサンゼルス中心部の抗議活動
6月14日、ロサンゼルスの市役所前では、「ノー・キングス(王はいらない)」をスローガンとした大規模なデモ抗議活動が行われました。地元メディアによると、この抗議活動は全米の2000カ所以上で同時に呼びかけられたとのことです。
参加者の一人は、「私にはアメリカ出身ではない叔父や叔母がいますが、彼らは不法に滞在しながらも、アメリカ市民と同じように社会に貢献しています」と、家族への思いを語りました。
トランプ政権の移民政策に抗議するロサンゼルスのデモ参加者
デモ激化に備えた警戒態勢
こうしたデモの激化に備え、トランプ政権は海兵隊を派遣し、警戒に当たらせています。これまで連邦政府ビル周辺には州兵が配置されていましたが、今回は海兵隊が投入されました。
日系人街リトルトーキョーの被害
また、ロサンゼルスの日系人街であるリトルトーキョーでも、落書きなどの被害が相次いで報告されています。治安悪化への不安から、訪れる客足が遠のき、多くの店舗が閉店を余儀なくされるなど、深刻な打撃を受けています。
全米でトランプ政権の移民政策に対する抗議活動が広がる中、リトルトーキョーのような日系人街を含む地域社会にもその影響が出ており、今後の動向が注目されます。
出典:FNNプライムオンライン(Source link)