2025年1月に放送を開始したNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』。江戸のメディア王・蔦屋重三郎の波瀾万丈な生涯を描き、初回から話題沸騰中です。渡辺謙さんや安達祐実さんなど豪華キャスト陣の中でも、「まさにハマリ役だ」と視聴者が感じた俳優は誰か。このたび、ドラマ好きの20代から70代の男女500人を対象としたWEBアンケート調査が行われ、その結果が明らかになりました。注目の『べらぼう』「ハマリ役」俳優ランキングをご紹介します。
NHK大河ドラマ『べらぼう』主演・横浜流星や上位にランクインした俳優たち
第3位:安田顕
第3位にランクインしたのは、名バイプレーヤーとして知られる安田顕さん(51)です。多岐にわたる分野で活躍した天才、平賀源内役を演じています。飄々とした自由人でありながら、晩年には壮絶な最期を迎える源内を見事に演じきり、多くの視聴者の胸を打ちました。チーフ演出の大原拓氏は、安田さんの演技について「『適当さ』をいい加減という部分と、適している、当たっているという両面をちゃんと立体的に表現してくれました」と高く評価しています。
視聴者コメント:
- 《演技が上手く、何にでもぴたっとはまると思うから》
- 《何でも演じられる名俳優だから》
- 《ベスト平賀源内だと思った》
- 《早口で自信家、でも繊細なところもある平賀源内役がとても魅力的だった》
第2位:横浜流星
続いて第2位は、本作で大河ドラマ初出演にして初主演を務める横浜流星さん(28)です。主人公・蔦屋重三郎を演じ、大きな注目を集めています。試写会後の会見では、江戸っ子ならではの「べらんめえ口調」に苦労したと語っていましたが、視聴者からは《とても自然体》だとの声が多く寄せられています。演出担当の深川貴志氏は、Webメディアのインタビューで、横浜さんの芝居への姿勢を「カッコよさだけではなく、取り組み方がすごくストイック。ここでこのセリフを言うためには、ここでこう感じておきたいというのを、これほどしっかり考えてくる人がいるんだなと」と絶賛しています。
視聴者コメント:
- 《イメージがぴったりで違和感がないから》
- 《主役として存在感があり、演技がうまいから》
- 《2枚目ながら3枚目役もこなし破天荒さをうまく表現している》
- 《本当に江戸の兄ちゃんという感じ》
第1位:小芝風花
栄えある第1位に輝いたのは、花魁役で新たな魅力を開花させた小芝風花さん(28)です。「伝説の花魁」である花の井、そして後に五代目瀬川となる難役を見事に演じきりました。清純なキャラクターで知られる彼女のイメージを一新する役柄でしたが、その役作りは徹底されています。ニコチンなしの煙草で煙に慣れる練習や、自宅での高下駄の練習、さらには五代目瀬川襲名後の花魁道中の歩き方の変化など、細かい点までこだわった演じ分けが高く評価されました。《見事な演技に驚いた》という声に代表されるように、視聴者に強い印象を残しました。
視聴者コメント:
- 《若いながらも、その時代の所作がとってもうまい》
- 《花魁という難しい役どころを見事に演じきっていたから》
- 《見事な演技に驚いた、これから色々な役柄に挑戦してほしい》
- 《シーンによって的確な表情ができ、バリエーションも豊か》
今回の調査で、視聴者が『べらぼう』の「ハマリ役」と感じた俳優たちが明らかになりました。彼らの熱演が、今後のドラマの盛り上がりを一層牽引していくことでしょう。
参考資料:
- WEBアンケートツール「Freeasy」(調査実施主体)
- MANTAN WEB(深川貴志氏インタビュー記事)