【バンフ(カナダ西部)=池田慶太】米国のトランプ大統領は15日、自身のSNSで、交戦が続くイスラエルとイランに対して停戦で合意するよう求めた。「ディール(合意)するべきだし、そうするだろう」と投稿した。停戦に向けて「多くの電話や会談」が行われているとして仲介を模索していることを示唆した。
トランプ氏は15日、ホワイトハウスで記者団に、「イスラエルとイランが(停戦で)合意することを望む。合意する時だ。可能性は十分ある」とも語った。ただ、戦闘は収まる気配はなく、先行きは不透明だ。
トランプ氏は、イスラエルにイラン空爆の停止を求めたか問われたのに対し、「いいたくない」と明言を避けたが、イスラエルの防衛を支援し続けると強調した。同日のABCニュースの取材に対し、イスラエルが米国に呼びかけているイランへの攻撃参加について、今後は「可能性はある」と含みを持たせた。停戦に向けてイランに圧力をかける狙いとみられる。