芸能プロダクション「スターダストプロモーション」が主催する新人発掘オーディション「スター☆オーディション」の2024年募集が6月15日に開始されました。しかし、その募集告知ポスターに例年とは異なる「異変」が見られるとして、業界内外で注目を集めています。これまで同事務所の代表的な顔としてポスターに掲載されてきた人気女優、永野芽郁さんの姿が、今年のポスターから忽然と消えていたのです。この変化は、永野さんの現在の立ち位置や今後の活動について、様々な憶測を呼んでいます。
スターダストオーディションポスターの「異変」
このオーディションは、スターダストプロモーションが創立40周年を記念して2019年に初開催されて以来、2021年、2023年と隔年で行われ、今回で4回目となります。過去のポスターには、同事務所に所属するトップクラスのタレントが9名掲載されており、初年度から永野芽郁さんは常にその一員として名を連ねていました。例年の顔ぶれは、上段に中川大志、北川景子、北村匠海、中段に新木優子、山崎賢人、永野芽郁、下段に横浜流星、本田翼、小松菜奈という構成で、大きな変動はありませんでした。
しかし、今年のポスターでは永野さんの枠が変更されました。これまで下段にいた小松菜奈さんが永野さんの位置である中段に昇格し、小松さんがいた下段の枠には、事務所所属の9人組アイドルグループ「超特急」が新たに加わりました。ある芸能ジャーナリストは、この明確な配置換えについて、「事務所がオーディションの顔として、彼女(永野芽郁さん)が所属していることを前面に出したくないという『排除』の表れと言っていいだろう」と指摘しています。このポスターの変更は、永野さんと俳優・田中圭さんの不倫疑惑が最初に報じられてから約2か月後の出来事であり、タイミング的にも様々な憶測を呼んでいます。
スターダスト事務所の看板女優から転落と報じられた永野芽郁
ネット上の反応と業界内の「永野芽郁外し」
今回のポスターから永野芽郁さんの名前が消えたことに対し、インターネット上では瞬く間に様々な意見が寄せられました。《事務所から三行半を突きつけられたようなものだ》《永野芽郁さんが…いない!?》《ついに超特急も載るんだ!って思ったら永野芽郁の枠だった》といったコメントが見られ、多くの人がこの変更に気づき、驚きや様々な感情を抱いていることがわかります。
こうした事務所の露骨ともいえる「抹消」の動きは、ポスターだけに留まらないようです。ある芸能プロダクション関係者は、業界内で「永野芽郁外し」とも取れる傾向が見られると証言しています。
映画CMの不可解な変更事例
その具体的な例として挙げられているのが、現在公開中の映画『かくかくしかじか』のプロモーションCMです。この映画は東村アキコ氏の原作漫画を実写化したもので、永野芽郁さんが主演を務め、大泉洋さんと共演しています。これまでのCMでは、映画本編の印象的なシーンが使用され、主演の永野さんと大泉さんのユーモラスなやり取りが中心に流れていました。
しかし、最近放送されているCMは、劇中の映像を一切使用せず、原作漫画のコマのみで構成された「全編漫画」バージョンに切り替わっています。実写映画のプロモーションにおいて、主演俳優の映像を使わずに原作漫画のみで紹介するというこの異例の変更は、前述の芸能プロ関係者によると、「これも永野さんを宣伝の前面に出さないようにするための変更だと考えられる」とのこと。こうした複数の事例は、事務所や関係各所が永野さんの露出を控える方向に動いている可能性を示唆しています。
今後のキャリアへの深刻な影響
このような状況は、永野芽郁さんの今後のキャリアに深刻な影響を与える可能性があります。新規のCM契約は見込みにくくなり、さらにNHKで予定されている来年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』への出演も、実質的に見送られるとの報道も出ています。業界内からは、「全方位から敬遠されている」との声も聞かれます。
一方で、事務所が永野さんを完全に解雇していない点を見ると、疑惑に対する「ほとぼりが冷めるまで」は活動をセーブさせ、「自宅待機」のような状態を命じている可能性も指摘されています。しかし、今回の連続した「排除」とも取れる動きは、彼女がかつて「看板女優」として揺るぎない地位にあったところから転落し、「窓際女優」とも言える厳しい状況に追い込まれている現実を浮き彫りにしています。今後、彼女のキャリアがどのように展開していくのか、多くの注目が集まっています。
参考文献
- Yahoo!ニュース / Jprime (記事内容に基づき構成)