【ワシントン時事】米議会予算局(CBO)は17日、トランプ大統領の看板政策である大型減税を盛り込んだ法律が成立した場合、財政赤字が2034年度までに2兆7730億ドル(約400兆円)増加するとの最新の試算を公表した。
金利負担などを考慮したことで、赤字の増加幅は従来予測(約2兆4000億ドル)から拡大すると見込んだ。
減税効果で、実質GDP(国内総生産)は25~34年度に平均0.5%押し上げられ、財政赤字も経済規模拡大に合わせ850億ドル圧縮される。一方、10年物米国債利回りも平均0.14%上昇。債務の利払い負担により赤字は4410億ドル増える。