今年3月に当て逃げの疑いで書類送検されていた格闘家で実業家の皇治氏の所属チームが18日、SNSを更新し、同氏が起こした交通事故について「警察および関係機関による調査・手続きがすべて完了し、『安全運転義務違反』として正式に処分が終了いたしました」と報告した。この発表により、昨年12月下旬に発生した事故に関する一連の手続きが区切りを迎えた形だ。
事故の経緯と処分内容
チームの報告によると、皇治氏が交通事故を起こしたのは2024年12月下旬の午前3時半ごろ。場所は東京都世田谷区で、運転していた高級車フェラーリが街路樹などに衝突し大破する事故だった。事故後、皇治氏がその場から立ち去った疑いが持たれ、今年3月には当て逃げの疑いで書類送検されていた。今回、警察および関係機関による調査・手続きが完了した結果、「安全運転義務違反」として処分が正式に終了したことが明かされた。
交通事故の処分終了が報じられた格闘家、皇治氏の顔写真
本人およびチームの対応と反省
事故発覚後、皇治氏本人はYouTubeで謝罪動画を公開するなど対応を行ってきた。さらに、5月4日に開催された『RIZIN男祭り』への参戦を表明し、会見で公開断髪式を行い丸刈り姿を披露。試合ではK-1のヘビー級選手シナ・カリミアンと“禊マッチ”を行い、結果は3ラウンドドローだった。
今回のチームの書面では、改めて事故に際して近隣住民や街路樹・街路灯の管理者など関係各所に多大な迷惑と心配をかけたことを深く謝罪している。皇治氏本人もこの件を真摯に受け止め、深く反省しているとのことだ。
今後の再発防止策と呼びかけ
所属チームであるTEAM ONEは、今回の件を受けて再発防止に向けて取り組む姿勢を示している。所属メンバーおよびスタッフ全体で交通安全意識の向上と啓発に取り組んでいくことを表明した。
最後に、日頃から応援しているファンや関係者に対して、多大な心配と迷惑をかけたことを改めて心より謝罪。「今後とも、皇治および TEAMONE へのご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」と理解と支援を呼びかけている。
この処分終了の報告は、皇治氏にとって一つの区切りとなるが、プロ格闘家、そして実業家としての今後の活動において、今回の反省をどのように活かしていくかが注目される。
参照元:https://news.yahoo.co.jp/articles/83928a26b17891ea2322a9e7e29d5409c1bd48dd