2024年10月20日、人気ボーイズグループJO1の10枚目シングル『Handz In My Pocket』(10月22日発売)に関する特典情報が発表され、ファンの間で大きな波紋を広げている。所属事務所LAPONEエンタテインメントの公式サイトは、初回生産分に封入される「応募抽選券」特典について、「弊社所属の大平祥生および鶴房汐恩に関しまして」と明記した上で、「不参加とさせていただくこととなりました」と公式に報告。これは、それぞれのメンバーが抱える問題が背景にある。
鶴房汐恩、オンラインカジノ問題と活動自粛の経緯
JO1メンバーの鶴房汐恩は、今年5月末に日本国内からの海外オンラインカジノ利用が発覚し、5月31日から6月9日までの活動自粛を発表した。その後、6月中旬には「単純賭博」の容疑で書類送検されたことが報じられている。一度は活動再開が告知されたものの、再び活動休止を発表し、現在もその状態が続いている。スポーツ紙記者は「一連のギャンブル問題が、彼の活動に大きな影を落としています」とコメントしている。
大平祥生の二股疑惑と社内恋愛スキャンダル
一方、大平祥生は今月15日、「弊社の規定に反する事案が発覚いたしました」として所属事務所から活動休止が発表されたばかりだ。『文春オンライン』の報道によれば、一般女性との交際を継続中に、同じ事務所に所属する11人組ガールズグループME:Iの飯田栞月との二股交際疑惑が持ち上がった。飯田栞月も同時に活動休止を発表したことから、ファンの間では「社内恋愛」が発覚したとされ、大炎上する事態となった。これにより、両グループのイメージにも影響が及んでいる。
JO1のメンバーである大平祥生(左)と鶴房汐恩(右)。二人の活動休止と特典イベント不参加が発表された。
特典イベントの振替開催とファンの複雑な心境
今回のシングル特典には、グループ全体のショーケースツアーやプレミアム全員オフラインサイン会の他、個別オフラインサイン会、トーク会、個別オンラインサイン会、トーク会といった多岐にわたるイベントが企画されている。公式サイトでは、大平祥生と鶴房汐恩に関して「別日程での振替開催を予定しております。応募の際に必要な『応募抽選券』を保管してください」と案内された。この発表に対し、SNS上では様々な意見が飛び交っている。
「色んな意見あるけど、私は待ちます」と復帰を期待する声がある一方で、「復帰させる気満々でしぬ」「最後に会える機会作って終わり説」といった、復帰に否定的な投稿も多く見られる。また、現在の9人体制での活動を支持する声や、真面目に活動している他のメンバーを応援したいという意見も上がっており、ファンの心境は複雑だ。
JO1大平祥生との交際疑惑が報じられたME:Iの飯田栞月。純真なイメージが損なわれたとの声も。
イメージ回復の困難と脱退の憶測
鶴房汐恩も大平祥生も、ファン投票で選ばれた人気メンバーであり、JO1は2020年のデビュー後わずか2年で「NHK紅白歌合戦」に初出場するなど、順調なキャリアを築いてきた。しかし、芸能ジャーナリストは「ギャンブル問題や社内恋愛・二股報道によって、彼らのイメージは大きく損なわれました。そのため、『振替開催』が復帰への布石ではなく、むしろ『脱退』のための最後のイベントではないかとの憶測も上がっています」と指摘する。仮に復帰が決定したとしても、失墜したファンの信頼を取り戻すには相当な時間を要すると見られている。
ファンの期待と不安が交錯する中で発表された「振替開催」が、JO1の大平祥生と鶴房汐恩、そしてグループ全体の未来にどのような結末をもたらすのか、その動向に引き続き注目が集まる。
参考文献
- LAPONEエンタテインメント公式サイト
- 『文春オンライン』
- スポーツ紙記者談話
- 芸能ジャーナリスト談話