【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領によるイスラエル・イラン紛争の仲裁の申し出を拒絶し、プーチン氏はまずウクライナにおける自国の戦争を終結させるべきだと述べた。
トランプ氏はホワイトハウスで新たな旗竿2本を公開した際、「きのうプーチン氏と話したが、彼は実際に仲裁を申し出てくれた。私は『頼むから、まずは自国をなんとかしてくれ』と言った」「まずはロシアを仲裁しよう。いいか? 私は『ウラジーミル、まずロシアを仲裁しよう。君は他国の心配をしてる場合じゃないだろう』と言ったんだ」と記者団に語った。
これに対しロシア大統領府(クレムリン)のドミトリー・ペスコフ報道官は、トランプ氏が主張した電話会談の日時に異議を唱えた。
ペスコフ氏は国営タス通信に対し、「彼(トランプ氏)は比喩的に話していた。今は波乱に満ちた生活を送っていて、数日前のことがまるできのうのことのように感じるのだろう」と語った。
トランプ氏とクレムリンはいずれも14日、両首脳が同日に電話会談したと発表。トランプ氏はプーチン氏から79歳の誕生日を祝う電話があったと述べた。
トランプ氏は、2022年にロシアがウクライナに侵攻したことで始まったウクライナ戦争を「実にくだらない」と批判した。【翻訳編集】 AFPBB News