「みんなのために汚いこと」…独首相の「イスラエル支持発言」に批判


AFP通信によると、イラン外務省は18日(現地時間)、「ドイツ首相がわが国に対するイスラエルの攻撃を支持する侮辱的な発言をした」とし、自国のドイツ大使を呼んで抗議した。

メルツ首相は17日、ZDF放送のインタビューで、イランの核開発能力の破壊を名分にしたイスラエルの空襲が「我々みんなのためにする汚いこと」とし「イスラエル軍・政府に最大限の尊重を表すしかない」と発言して物議をかもした。

メルツ首相はイスラエルの今回の攻撃がなければイラン政権のテロを今後さらに目撃するしかなかったはずだとし「この政権が終息すればよい」とも話した。

この発言をめぐりヤン・ファン・アーケン左派党共同代表は「メルツはトイレ掃除してこそ『汚いこと』がどういう意味か知るはず」とし「彼は人々が死んでいくのを汚いことと呼んだ。これは戦争と暴力の犠牲者に対する侮辱だ」と非難した。

連立政権パートナーの社会民主党(SPD)のラルフ・シュテグナー議員は「イランに対するネタニヤフ(イスラエル首相)の軍事的攻撃が国際法に背く可能性があることをメルツ首相が自ら示唆した」と主張した。

メルツ首相をはじめとする先進7カ国(G7)首脳は17日、イスラエルの自衛権を認めるという内容の共同声明を発表した。しかしドイツ進歩陣営ではイランの核開発が予防的自衛権を発動するほどイスラエルの安保に差し迫った脅威なのかはか不明だという反論が出ている。



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