小笠原近海で発生した熱帯低気圧が、今後24時間以内に台風となる予報です。このシステムは北上を続け、今週半ばにかけて関東地方や伊豆諸島に接近する恐れがあり、広範囲で大雨をもたらす可能性があります。気象庁などからの最新の台風情報に十分ご注意ください。
最新進路予報と大雨への警戒
小笠原近海で熱帯低気圧が発生し、今後台風へ発達する見込みを示す天気図
熱帯低気圧は発達後、北上します。予報円の中心を通る場合、24日(火)午後3時ごろには八丈島の南へ、そして25日(水)午後3時ごろには伊豆諸島近海に進むと予想されています。
伊豆諸島接近時には熱帯低気圧に変わる見込みですが、勢力が弱まるとしても決して油断はできません。熱帯由来の暖かく湿った空気を大量に運び込み、これが梅雨前線を刺激するため、活発な雨雲や雷雲が発生し、局地的に大雨となる恐れがあるからです。台風自体の勢力だけでなく、それに伴う広範囲での大雨リスクに焦点を当て、常に最新情報を確認し、警戒を怠らないようにしてください。
台風の予想進路図:八丈島南から伊豆諸島近海へ北上する進路予測
台風接近前に取るべき対策
台風が近づき大雨が予想される前に、ご自宅や周辺でできる備えとして、特に重要な3点をご紹介します。
- 水害対策:ご自宅の雨どいや排水溝、敷地周りの側溝などの掃除を行い、水はけを良く保ちましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていると浸水の原因となります。
- 浸水被害防止:家財道具や家電製品、食料品など、水につかると困るものを可能な限り高い場所へ移動させてください。特に、1階にあるものは2階へ、押し入れの下の段にあるものは上の段へ移すだけでも、被害を小さくすることができます。
- 漏電・感電防止:水につかる可能性がある場所にある電源コンセントは、事前に抜いておきましょう。コンセントに水がかかると、漏電やショート、感電の恐れがあり大変危険です。
台風大雨に備える対策イメージ:排水溝掃除や家財道具の高所移動など
これらの対策は、台風が接近し、風雨が強まってからでは難しくなります。台風情報をこまめに確認し、早めに**備え**を始めることが肝心です。
勢力は弱まる予報でも、台風に伴う大雨のリスクは依然高いです。早めの対策と最新情報の確認を続け、安全を確保してください。
参照元
Yahoo!ニュース / tenki.jp (日本気象協会)