アイドルグループTOKIOの国分太一さん(50)が、過去に複数のコンプライアンス上の問題があったとして、出演番組降板が決まり無期限の活動休止を発表しました。この問題に関し、元「週刊文春」記者でジャーナリストの中村竜太郎氏が、自身の独自取材に基づき「スタッフに対する強烈なパワハラ、たたく行為があったとの情報がある」と明らかにしました。この事態は、日本テレビや所属事務所である株式会社TOKIOからの発表へと発展しています。
国分太一氏の降板と活動休止、所属事務所の対応
この問題を受けて、6月20日午後には日本テレビが緊急会見を開き、国分太ちさんの人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」からの降板を発表しました。さらに、国分さんが副社長を務める株式会社TOKIOも、国分さんの無期限の活動休止を発表しました。一連の動きは、国分さんのコンプライアンス問題に起因するものであり、関係各所に大きな影響を与えています。
ジャーナリスト中村竜太郎氏の独自取材による指摘
6月21日放送の関西テレビの生情報番組「ドっとコネクト」に出演したジャーナリストの中村竜太郎氏は、この問題について独自取材を進めた結果を語りました。中村氏は、当初メディア関係者の間でも情報が錯綜していた状況に言及。その上で、その後の取材から、今回の問題が日本テレビ独自の内部調査によるものであることが分かったと述べました。
中村氏は、自身の取材に基づき「パワハラがあったと聞いている」とし、その内容についてさらに踏み込み、「私が聞いてるのは結構強烈なパワハラで、もっと踏み込んで言うならば“たたいた”(取材関係者によると)というふうな表現になるかと聞いています」と具体的に指摘しました。問題は「ザ!鉄腕!DASH!!」の番組スタッフとの間で起きたことだと明かしています。
ジャーナリスト中村竜太郎氏が語る国分太一氏のパワハラ疑惑。「たたく行為」との情報に言及
日本テレビ会見への疑問と社長の説明
日本テレビの記者会見では、「プライバシー保護の観点から答えられない」という説明が繰り返されました。これに対し、中村氏は「いったい何のための会見だったか?これならしないほうが良かった」と疑問を呈しました。「一番大事なのは“何があったのか”が大事で、言える範囲でもちゃんと説明しないといけなかった」と、会見の透明性の欠如を批判しました。
一方、日本テレビの福田博之社長は、20日の会見で「事案は国分さん個人の問題で刑事告訴するようなものではない」と説明しています。しかし、ジャーナリストによる具体的な行為の指摘もあり、何が起きたのか、その全容解明が待たれる状況です。
結論
TOKIO国分太一さんの無期限活動休止は、コンプライアンス違反という理由での発表となりました。その背景には、ジャーナリスト中村竜太郎氏が独自取材で明らかにしたとされる「強烈なパワハラ」や「たたく行為」といった具体的な疑惑が存在します。日本テレビ側の会見では詳細の説明が避けられましたが、今回の問題を巡る更なる情報開示と、関係者への適切な対応が求められています。
【出典】
関西テレビ「ドっとコネクト」2025年6月21日放送