天皇皇后両陛下は6月24日、皇居・宮殿にて日本芸術院賞の受賞者らを招いた茶会を催されました。この茶会は6年ぶりの開催となり、愛子さま、秋篠宮ご夫妻、そしてブラジル公式訪問から帰国された佳子さまも同席されました。
日本芸術院賞茶会でのご様子
両陛下と愛子さま、佳子さま、秋篠宮ご夫妻は、茶会に招かれた受賞者たちと親しく懇談されました。特に注目を集めたのは、愛子さまと佳子さまがご一緒にテーブルを回られた際のご様子です。最初に俳優の橋爪功氏、倍賞千恵子氏、演出家の野田秀樹氏、アニメーション映画「機動戦士ガンダム」で知られる富野由悠季監督らと話されました。
この日、佳子さまは白いお召し物にパールのステーションネックレスを合わせ、落ち着いた装いをされていました。受賞者の方々には、「映画ではご一緒されたことは?」「役を作る上で大切にされていることは?」などと笑顔で質問され、和やかな雰囲気の中で交流されました。橋爪氏からは、ブラジル訪問について「あちこち行かれて大変ですね」と気遣う言葉もかけられたといいます。
ブラジルご訪問からの帰国と体調不良
佳子さまは、約2週間に及ぶブラジルの公式ご訪問の全日程を終え、6月17日に日本へ帰国されました。およそ28時間という長時間のフライトによるお疲れも見せず、到着された成田空港では出迎えの人々に明るい笑顔を見せられていました。
しかし、帰国後の6月23日には、昭和天皇が埋葬されている東京都八王子市の武蔵野陵を参拝される予定でしたが、体調不良のため取り止めとなりました。
宮内庁によれば、体調不良の原因はブラジルご訪問の長旅による疲労だったとのことです。ブラジル現地では10日間で8都市を巡り、40以上の公務に出席されるという過密な日程をこなされました。歓迎行事やご視察、ルーラ大統領への表敬訪問など、各地で精力的に臨まれ、常に笑顔を絶やさなかったと報じられています。
成田空港に到着し、笑顔を見せられる佳子さま。ブラジル公式訪問を終え帰国された。(2025年6月17日)
ブラジル訪問中のハプニングと対応
ブラジル滞在中には、現地での民間機移動中に乗り合わせた人物が佳子さまの“寝顔”を撮影した動画をSNS「X」に投稿するというハプニングも発生しました。これに対し宮内庁は、この動画投稿がX社の指針に違反していないか同社に問い合わせるという異例の対応を取りました。このような対応の背景には、佳子さまご本人の意向も影響しているものと考えられます。佳子さまは、ご自身を歓迎してくれる現地の人々の期待に応えようと、精一杯お務めになられていた様子が伺えます。
茶会の後、佳子さまはそのまま宮殿で天皇ご一家にブラジルご訪問の帰国ご挨拶をされました。
国民からの声
今回の茶会の様子は各メディアでも広く報じられ、インターネット上のニュースコメント欄には、茶会に元気そうな姿で出席された佳子さまへの安堵と応援の声が多く寄せられています。
「佳子さま快復されたのでしょうか。本当にご立派です」
「佳子さま 体調、大丈夫?笑顔が素敵ですよ!」
「佳子さまが回復されてよかった。外国で、それもおひとりの公務でどれだけの緊張があったのだろうと拝察すると本当に頑張られたんだろうと涙が出てくる」
「佳子さま、責任感の強いお方ですね。体調が少し良くなられたのなら何よりです」
など、過密な公務を終えて体調を崩されながらも、回復されて再び公の場に臨まれた佳子さまの姿に、国民からの労いと激励が集まっています。
まとめ
ブラジル公式訪問という重責を果たされ、一時体調を崩された佳子さまですが、回復されて日本芸術院賞茶会に笑顔で出席されました。過密な公務にも真摯に取り組まれる姿勢と、国民からの温かい声援は、皇室の活動が広く注目されていることを示しています。
[出典] ニュース報道に基づく