人気グループTOKIOが25日、解散を発表しました。メンバーの国分太一氏(50)がコンプライアンス違反により無期限活動休止となってからわずか5日後の決断です。リーダーの城島茂氏(54)と松岡昌宏氏(48)の怒りが収まらず、解散という厳しい判断に至ったとされています。
TOKIOの城島茂、国分太一、松岡昌宏(左から)。グループ解散を発表
この日、所属する株式会社TOKIOの公式サイトで、国分氏の事態について謝罪するとともに、「このたびメンバーでお互いの意思を確認し合い、このような状態になった以上、グループ『TOKIO』として活動して皆様から再び信頼をいただき、応援いただくことは難しいと判断したため、ここでグループとしての活動に区切りをつけることといたしました」と、解散の経緯と理由を説明しました。
株式会社TOKIOの今後と解散までの経緯
国分氏のコンプライアンス違反が表面化する直前には、彼が副社長を務める株式会社TOKIOからの解雇情報が駆け巡りましたが、結果的にそれは解雇にとどまらず、グループ解散、そして株式会社TOKIOの廃業という方向へと事態は急変しました。芸能関係者によると、松岡氏は21日、22日に舞台公演があり、これが終わった後、東京に戻った城島氏と松岡氏の二人が直接会って話し合い、解散を決定。その後、国分氏に二人の決断を伝えたとのことです。国分氏の無期限活動休止発表から解散発表までにタイムラグがあったのは、城島氏と松岡氏が二人で直接話し合う時間を設けたかったためとされています。
急な解散決定の背景と関係各所への影響
この急な解散の背景には、「国分に対して『何をしてくれたんだ!』という憤りが強かった」城島氏と松岡氏の強い意思があったと言われています。事前に綿密な調整が行われず、突然の発表となったため、TOKIOとして長年取り組んできた福島県との復興支援活動や、うどんチェーン「丸亀製麺」との「うどんで日本を元気にプロジェクト」など、進行中のプロジェクトの今後については、これから話し合いが行われることになります。
解散発表を受け、福島県は「TOKIOがこれまで本県の復興に果たしてきた役割は大きく、今後も本県の風評払拭と風化防止を一層進めていくという観点から、城島茂氏と松岡昌宏氏には、TOKIO解散後も変わらず福島県を応援していただきたい、力を貸していただきたいと考えている」という声明を発表しました。一方、丸亀製麺の共創パートナー公式ページからは、国分氏の写真が削除され、城島氏と松岡氏の二人のみとなりました。
今後のメンバーそれぞれの道
城島氏と松岡氏は今後、個人事務所を設立し、STARTO ENTERTAINMENTとエージェント契約を結ぶ方向で調整が進められていると見られています。一方、国分氏は今回の事態により、所属する場所を失う形となりました。芸能プロ関係者からは、「国分が活動を再開するのならば会見などで説明することは避けられません。現時点で会見をする意向はなく、そもそも芸能界に戻る意志もないということでしょう。事実上の引退と言っても過言ではない」との見方が出ています。
31年の歴史に幕を下ろす
1994年に城島氏、松岡氏、国分氏、長瀬智也氏、山口達也氏の5人組でデビューしたTOKIOは、音楽活動だけでなく、バラエティ番組や社会貢献活動でも幅広く活躍してきました。2018年に山口氏、2021年に長瀬氏が脱退し、近年は3人組として活動を続けていました。31年間にわたり第一線で活躍を続けてきた国民的グループが、本人たちにとっても、そして多くのファンにとっても、予想だにしない形でその歴史に終止符を打つこととなりました。
参照
- 東スポWEB
- Yahoo!ニュース (https://news.yahoo.co.jp/articles/834316f106e43e7370ca4ab792f4197779167484)