ドナルド・トランプ大統領は、イランとイスラエルの間での一時停戦合意後の応酬について強く非難しました。その際、記者会見という公の場で放送禁止用語を使用し、大きな物議を醸しています。この発言は、中東情勢に関する米国大統領の直接的かつ異例なコメントとして注目されています。
停戦合意違反への言及
6月24日(日本時間)、記者会見に臨んだトランプ氏は、イランとイスラエル間で結ばれた一時的な停戦合意に関する質問に対し、状況を説明しました。「イランもイスラエルも停戦案に合意した。計画ではまずイランが戦闘を止め、それから12時間後にイスラエル側も続くはずだった」と述べた上で、「だが、双方ともその合意を破った」と指摘しました。
イランとイスラエルの応酬についてコメントし、放送禁止用語を使用した記者会見でのドナルド・トランプ大統領
イスラエルへの強い不満
特にトランプ氏はイスラエルの行動に強い不満を示しました。「イスラエル軍が合意を直後に破り、イランに大量の爆弾を投下したことが気に入らない。それも、過去に例を見ない規模だった」と具体的に非難しました。イランに対しても不満はあるとしつつも、イスラエルに対して「強い不満を感じている」と強調しました。
放送禁止用語を用いた発言と結び
発言の最後に、トランプ氏は放送禁止用語である「Fワード」を交えて、両国を痛烈に批判しました。「イランとイスラエルの2カ国は長い間戦争を続けており、自分たちが一体何をしているのか全く理解していない」と述べ、彼らの行動に対する強い苛立ちを露わにしました。
その後の状況と「Fワード」の扱い
この発言があった後、イランとイスラエルは日本時間25日に「戦闘終結」を迎え、26日時点では停戦状態が維持されています。しかし、公の場での「Fワード」の使用は、多くの国で不適切と見なされ、特に主要メディアでは放送禁止用語として扱われるのが一般的です。
X(旧Twitter)での反応
トランプ大統領のような公人が会見で放送禁止用語を使ったことに対し、X(旧Twitter)では様々な反応が見られました。「アメリカ大統領の口からこんな言葉が出るとは」「言っている内容は理解できるが、表現が問題だ」「堂々と放送禁止用語を言うとは驚きだ」といった声が寄せられ、物議を呼んでいます。
今回のトランプ大統領によるイランとイスラエルの停戦合意違反への非難、そしてその際に用いられた放送禁止用語は、国際政治における彼の物議を醸す発言スタイルを改めて浮き彫りにしました。中東情勢というデリケートな問題に対する高官の言葉遣いは、常に注目を集めています。
- BuzzFeed Japan
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