奈良県立奈良高(奈良市)の50代の男性教諭が、顧問を務める運動部の指導中、複数の女子部員の体を触っていたことが2日、県教育委員会への取材で分かった。県教委は懲戒処分を検討している。
県教委によると、男性教諭は今年6~10月、大会の控室や合宿、遠征先での自室に一部の女子部員を呼び出し、2人きりの状態で肩や腰などに触った。「競技で必要な姿勢を正す目的だったが、不適切だった」と話しているという。
11月上旬に女子部員から別の教諭に相談があり発覚。男性教諭は同18日から自宅待機し、同校は保護者に謝罪する文書を配布した。