大阪市此花区夢洲で開催中の大阪・関西万博で6月28日、「JAPAN FIREWORKS EXPO」と題した花火イベントが行われました。万博会場の夜空に色鮮やかな大輪の花火が打ち上げられ、多くの来場者がその美しさと迫力を堪能しました。
全国屈指の花火師が集結する特別企画
「JAPAN FIREWORKS EXPO」は、全国の著名な花火大会で活躍する花火師や煙火店が月替わりで打ち上げを担当する万博の特別企画イベントです。来場者は、各月の担当者が得意とする多種多様な花火を万博会場で楽しむことができます。この日の打ち上げは、日本三大花火大会の一つとして知られる「大曲の花火」で有名な秋田県大仙市から、選りすぐりの4社が担当しました。高度な技術と創造性を持つ花火師たちによる、芸術的な花火が万博の夜空を彩りました。
会場の熱気と来場者の感動
万博会場内の「いのちパーク」には、花火開始時刻が事前に公表されていなかったにも関わらず、早い時間から多くの見物人が集まり、打ち上げを今か今かと待ちわびていました。また、万博のシンボルである「大屋根リング」（リング）からも、大勢の人が夜空を見上げて花火の開始を待つ姿が見られました。
大阪・関西万博 いのちパークで花火打ち上げを待つ人々
いよいよ打ち上げが始まると、突然の開始に驚きの声があがった後、次々と夜空に開く色とりどりの花火に、会場からは地鳴りのような大きな歓声と拍手が沸き起こりました。見物客たちは、スマートフォンで写真や動画を撮ったり、ただただ夜空を見上げて花火に見入ったりと思い思いに楽しんでいました。特に大輪の花火が打ち上げられるたびに、会場全体が興奮に包まれました。
大阪・関西万博会場 いのちパークで花火を見上げる大勢の見物人
大阪市内から友人と訪れたという60代の女性は、満面の笑みで感想を語りました。「きょうは友達と来ました。2時間近く待った甲斐がありました。こんなにすごい花火やとは思いませんでした。万博の良い思い出になりましたわ」。彼女の言葉は、この日の花火が多くの来場者にとって忘れられない体験となったことを物語っています。
大阪・関西万博 いのちパーク上空に咲く色鮮やかな花火と大屋根リングの人々
締めくくり
6月28日に開催された大阪・関西万博「JAPAN FIREWORKS EXPO」は、全国トップレベルの花火師による素晴らしいパフォーマンスと、それを目の当たりにした多くの来場者の熱気と感動が一体となり、万博の夜を華やかに彩るイベントとなりました。来月以降も異なる有名花火師が登場する予定であり、万博期間中の夜空は今後も多くの人々を魅了することでしょう。
