5人の子どもたちの父親で俳優のつるの剛士さんが、2025年6月30日に放送されたテレビ朝日の長寿トーク番組「徹子の部屋」に出演し、自身の経験や家族について語った。番組では、つるのさんが乗り越えたという男性更年期や、妻との運命的な出会いについて赤裸々に話した。この出演は、彼の現在の活動や家族の様子に注目が集まる中で、大きな話題となっている。
男性更年期を乗り越える学び
つるの剛士さんは、普段は非常にポジティブで前向きな性格として知られている。しかし、47歳を迎えた頃、一時的に気持ちが落ち込む時期を経験したという。ちょうどその頃、彼が勉強していた心理学の中に「中年危機(ミッドライフ・クライシス)」という言葉があることを知った。さらに学びを進める中で男性更年期についても理解を深め、「これは誰にでも起こりうる、多くの人が通る道なんだな」と感じたという。彼は、学問から大きな助けを得られたことに感謝し、同時に妻の支えも大きかったと振り返った。具体的な症状としては、眠れなくなったり、それまでの自分とは全く違う自分が現れたりすることもあり、そうした変化に「戸惑い」を感じたこともあったと語った。しかし、現在の状況を含め「全てをまずは受け入れる」「それも自分自身なんだ」と受け入れることで、心がとても楽になったという。この経験を通じて、より深く広い視野でこれからの人生を歩んでいけることに気づいたと番組で明かした。
運命の出会いと22年間の結婚生活
結婚して22年になるというつるの剛士さんと妻との出会いも興味深いエピソードとして披露された。彼の妻は元スタイリストだったそうで、二人は会ったその日に、つるのさんの一目ぼれから始まった。彼はその場で妻となる女性に電話番号を聞き、すぐに電話して食事に誘ったという。食事に行ったその日に告白したが、一度は断られてしまったと苦笑い。しかし、彼は諦めずにそこから3ヶ月間、ひたすら追いかけ続けた結果、ようやく交際を承諾してもらい、そこからあっという間に結婚に至ったと回顧した。2003年に結婚式を挙げ、その6年後にはグアム島で改めて結婚式を行ったことも語られた。結婚20周年を迎えた2年前には、夫婦水入らずで三重県への旅行を楽しんだという。
徹子の部屋に出演し、笑顔で語るつるの剛士さん
妻からの温かいサプライズプレゼント
最近の心温まるエピソードとして、50歳の誕生日に妻からもらったサプライズプレゼントについて嬉しそうに語った。妻が最近編み機にはまり、教室に通っていたという。その妻が、つるのさんの誕生日のために手編みのセーターを一生懸命編んでくれたのだ。この手作りのプレゼントには、つるのさんも心から感動し、涙を流したという。「早く冬が来てほしい」と待ちきれない様子で語り、さらには「冬まで待てないから、夏でも着ちゃおうかなと思っているんです」と目尻を下げながら話し、妻への深い愛情と感謝を示した。
まとめ
つるの剛士さんの「徹子の部屋」での出演は、男性更年期という多くの人が経験しうるテーマに自身の経験を重ねて語り、心理学からの学びが助けになったことを明かした点で、多くの視聴者に共感や学びを与えた。また、妻との一目ぼれから始まった情熱的な出会いと、22年間の結婚生活、そして最近の心温まるエピソードからは、彼の家族を大切にする姿勢と夫婦の強い絆が伝わってきた。ポジティブな彼も経験した中年期の悩み、そしてそれを乗り越える力となった学びと家族の存在。これらの話は、多くの人々に勇気と温かい気持ちを与えたことだろう。