長瀬智也の参院選呼びかけ投稿が波紋 – 過去の政治的発言とファン困惑の背景

6月29日、元TOKIOの長瀬智也氏が自身のインスタグラムのストーリーを更新し、7月20日に実施される参議院議員通常選挙への投票を呼びかけました。「7月20日(日曜)は第27回参議院議員通常選挙 よろしくどーぞ」というメッセージに添えられたのは、なぜかドナルド・トランプ氏の置物の画像でした。この投稿がファンの間で波紋を広げており、長瀬氏のこれまでの政治的な発言の背景と合わせて注目されています。

参院選への投票を呼びかけるインスタグラム投稿が話題となった長瀬智也氏参院選への投票を呼びかけるインスタグラム投稿が話題となった長瀬智也氏

過去の“皮肉投稿”が物議を醸す背景

長瀬氏が政治に関連する投稿を行うのは今回が初めてではありません。2024年10月24日には、パンクしたタイヤの画像とともに「裏金でパンクを直していただけませんでしょうか#自民党」と投稿。翌日にはバイクの後輪の写真に「こちらのタイヤがそろそろ寿命なのですが……ダメですよね?#裏金」と続けました。これらの「裏金問題」に言及した一連の投稿には、「引退して忖度する必要ないから」「いいね」といった肯定的な声がある一方で、「ダサいところ見たくなかった」「誰かにそそのかされたのか」など、否定的な意見も見られました。

2024年11月には、「裏金問題」が『2024年ユーキャン新語・流行語大賞』にノミネートされたことを報じるスクリーンショットをインスタグラムのストーリーに投稿。「流行語大賞ノミネートおめでとうございます!」「一応確認ですがギターの弦が切れてしまって……裏金でいけますかね?行けたとしたら領収書はいりますかね?」と、再び皮肉を交えたコメントを残しています。

「言論統制」ハッシュタグ投稿の意図は?

今年に入ってからも、長瀬氏の政治関連の投稿は続いています。例えば、6月2日のインスタグラム投稿では、テレビアニメの感想とともに「#言論統制#放送禁止用語」というハッシュタグを添えました。さらに、投稿に付けられた写真で長瀬氏が着用していたTシャツには「John F. Kennedy」とプリントされており、その意図について様々な憶測を呼ぶ意味深な内容でした。

相次ぐ政治関連発言にファンが「困惑」

今回、参議院議員通常選挙への投票を呼びかける投稿に対しても、過去の政治投稿と同様にファンの間で困惑が広がっています。SNS上では「バイクとかバンドとかだけやっててくれ」「もう政治への皮肉はいいでしょ」「どの目線からの発言なんだろう……」といった否定的なコメントが多く見られます。

2021年にジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)を離れ、自由な活動を続ける長瀬氏。芸能界引退後も影響力を持つ彼の発言は注目されます。しかし、「選挙に行こう」という単純な呼びかけであれば、これほどの困惑や批判を招くことはなかったのかもしれません。