音楽家の世良公則氏(69)が1日、7月3日公示、20日投開票の参院選大阪選挙区に無所属で立候補することを表明しました。大阪市内で開かれた記者会見で、世良氏は現在のオーバーツーリズムや、外国人が日本の土地や建物を購入できる現状に対し、「何らかの規制が必要だ」と主張しました。
参院選大阪選挙区への立候補を表明し、記者会見に臨む音楽家の世良公則氏
音楽活動の原点、大阪での挑戦
世良氏は、参院選で大阪選挙区を選んだ理由について、「音楽人生をスタートした地で、政治に挑戦しようと思った」と説明しました。大阪の現状については、「オーバーツーリズムにより、ホテル代が高騰している」と指摘。「元気が出る町ではあるが、海外や日本国内から訪れる方々を余裕をもって迎えられるようにすることが喫緊の課題だ」と述べ、観光客増加に伴うインフラや生活への影響に言及しました。
SNSを活用、若者へ投票呼びかけ
世良氏は、交流サイト(SNS)を活用して支持を訴えていく考えを示しました。特に若い世代に対しては、「あなたの1票には力が宿っている。次の世代によりよい日本を受け継ぐためにも、投票によって世の中を変えてほしい」と強く呼びかけました。
音楽家としての経歴と社会活動
世良氏は広島県出身で、大阪芸術大学を卒業しています。「あんたのバラード」や「燃えろいい女」といったヒット曲で広く知られています。近年は音楽活動に加え、社会活動にも積極的に取り組んでいます。
今回の参院選出馬表明は、音楽家としてだけでなく、社会的な課題に関心を持つ世良氏の新たな挑戦となります。オーバーツーリズムや土地規制といった具体的な問題提起が、今後の選挙戦でどのように展開されるか注目されます。
Source: 毎日新聞 (https://news.yahoo.co.jp/articles/31e9be4261a3209e8b7ee5cb96d2c6f58b2553fb)