(花蓮中央社)東部・花蓮県の空軍花蓮基地で4日、F5戦闘機の偵察機型「RF5E」の退役式が行われた。3機のRF5EとF5F戦闘機2機が編隊を組んで花蓮基地や東部沖の上空を飛行し、最後の巡航任務を終えた。基地に降り立つと、消防車による放水アーチをくぐり、格納庫に戻った。これにより、空軍の全てのF5戦闘機が役目を終えた。
空軍は1965年12月にF5A戦闘機の第1陣を受領。後に米ノースロップ社と協力し、台湾でF5E/F戦闘機を製造し、74年12月にF5E戦闘機初号機が初飛行に成功した。97年には7機のF5EをRF5E偵察機に改造した。RF5Eは以来、30年近くにわたって空中写真などでの偵察の役割を担い、領空の安全を守ってきた。
RF5Eの退役後、戦術的偵察任務はRF16戦闘機が兼務する。
(呉書緯/編集:名切千絵)