英国の公共放送BBCは、日本の鹿児島県トカラ列島で頻発している地震活動について詳細に報道しました。この記事の中でBBCは、漫画家たつき諒氏の作品が示唆する「2025年7月5日の大災害」に関する言及にも触れ、この予言が日本社会に広がる不安を加速させている現状を伝えました。
BBCの報道内容詳細
BBCはシンガポール発のリポートとして、「2週間で900回の地震、日本列島住民は眠れない」と題するウェブ記事を掲載。6月21日以降のトカラ列島周辺海域での「非常に活発」な地震活動を取り上げ、「人口のまばらな離島で2週間900回以上の地震が発生し、住民が不安で眠れずにいる」と、その「異常な頻度」を強調しました。
地震関連ニュースのイメージ
たつき諒氏の予言漫画と社会的影響
BBCはさらに、この一連の地震が「巨大で致命的な地震が間もなく発生するかもしれないといううわさを加速させている」と指摘。その要因の一つとして、たつき諒氏が1999年に発表し、2021年の新版で「次の大地震は今年7月5日に発生する」と記した漫画に触れました。たつき氏は著書「私が見た未来 完全版」の中で、予知夢の内容として「2025年7月に、日本とフィリピンの中間あたりの海底が噴火し、東日本大震災の3倍にも及ぶ巨大津波が太平洋周辺国に押し寄せる」と具体的な記述をしています。特に、後書きで「2025年7月5日」と具体的な日付を示したことが注目されています。1999年版単行本が2011年の東日本大震災を「的中させた」と話題になったことから、予言は急速に拡散。「完全版」は中国語版も出ており、香港の風水師が日本の大地震を予言するなど国際的な広がりも見られます。これにより、一部の観光客には不安が広がり、メディアは旅行キャンセルの報告が相次いでいると伝えています。
2025年7月5日の予言が記された漫画のコマ
鹿児島県トカラ列島で続く地震は、公共放送BBCが報じるなど国際的な関心を集めています。過去の災害を予知したと話題の漫画家の予言が、この地震活動と結びつけられ、日本社会に不安を広げ、観光業にも影響が出ています。これは、自然災害への懸念、情報伝播、人々の心理が絡み合う現代の一側面と言えます。