【ニューデリー共同】インド政府は、米国による自動車と自動車部品への25%の追加関税に対抗するため、米国からの輸入品に報復関税を課すと世界貿易機関(WTO)に通知した。ロイター通信などが5日までに報じた。インドは米国と9日までの合意を目指して交渉を続けており、報復措置で揺さぶりをかける狙いとみられる。
インドは米国が課す関税は7億2500万ドル(約1047億円)に上るとし、それと同額になるよう関税をかける方針を示した。関税率や対象品目は明らかにしていない。
インドは通知を撤回や修正する権利があるとして、米国の対応次第では取り下げる可能性も残している。