東雲うみ:商社営業からグラビア、YouTuber、女優へ 異色の「多刀流」キャリアを語る

グラビアアイドル、YouTuber、女優と多方面で活躍する東雲うみ氏が、異色のキャリアパスや今後の目標について語った。専門商社での営業職からエンターテイメント業界へと転身し、独自のセルフプロデュースで注目を集める彼女の道のりを探る。

商社営業からグラビアへの転身

大学卒業後、専門商社で営業職として勤務していた東雲氏。営業成績トップとなるほどの活躍を見せたが、担当していた商品の不備が発覚したことを機に、「自分自身が商品になればいい」と考えたと明かす。スタイルなどに「不備」があっても、努力次第で克服できるという発想から、大学時代にスカウトされた芸能事務所に連絡を取り、グラビアアイドルとしての活動を開始した。元々、好きなものを他人に勧めるのが得意だった彼女にとって、自身をプロデュースし発信する現在の仕事は天職だと語る。

セルフプロデュース「お尻と胸の二刀流」戦略

グラビアデビュー当初は、胸は大きかったものの、非常に痩せていてお尻が小さかったという東雲氏。女性の身体を研究する中で、健康的でメリハリのある体形を目指し増量を決意する。毎日のようにハンバーガー2個とフライドポテトLサイズといった食生活で短期間に10kgほど体重を増やし、その後筋力トレーニングでボディメイクに励んだ結果、ヒップアップに成功。そこから「お尻も胸も100㎝!二刀流!」とセルフプロデュースを始めたところ、誌面でもこのキャッチコピーが使われるようになった。当時、エンゼルスで活躍していた大谷翔平選手(30)の「二刀流」人気に乗っかった形だと、笑顔で語っている。

FRIDAYの表紙撮影でのグラビアアイドル東雲うみ。屋上でデニムのセットアップを着てポーズ。FRIDAYの表紙撮影でのグラビアアイドル東雲うみ。屋上でデニムのセットアップを着てポーズ。

今回、FRIDAY誌上で初めて表紙撮影に臨んだ東雲うみ氏。特にお気に入りのカットとして、屋上でデニムのセットアップを着用した一枚を挙げた。「普段はそこまでオシャレをしないので、こうして”魔法”をかけてもらえてありがたいです」と撮影を振り返った。このカットでは、ショート丈のジャケットから春らしいレースが覗き、撮影時期にぴったりな雰囲気を醸し出している。

YouTubeでの成功とガンプラの情熱

東雲氏はグラビアだけでなく、YouTuberとしても活動している。2020年10月に開設した自身のチャンネル「うみちゃんねる」は、YouTubeになりたいというより、趣味を発信したいという思いからスタートした。自己紹介動画の次に投稿したガンプラの組み立て動画が突如300万回再生され、チャンネル登録者数も一気に30万人ほどに増加したことに自身も驚いたという。

ガンダム世代ではない彼女がガンプラにハマったきっかけは、大学時代に秋葉原で見た「Zガンダム」のショーケース。購入して組み立てるうちに作品世界に興味を持ち、「機動戦士ガンダム」(ファーストガンダム)から見始めてドハマりした。ただ組み立てるだけでなく、塗装や改造も行うため、1体完成させるのに1ヵ月ほどかかることもあるが、飽きることなくこれまでに約50体を作成したという。

YouTube経由で掴んだ女優デビュー

多方面での活躍を続ける東雲氏は、最近ではNHK大河ドラマ「べらぼう」で本格的な女優デビューを果たした。安田顕氏(51)演じる平賀源内のエレキテル復元を手伝う「ひさ」役だが、このオファーのきっかけもYouTubeだったというから驚きだ。

「静岡ホビーショー」というイベントで俳優の石坂浩二氏(84)と初めて会った際、石坂氏が東雲氏のYouTube動画を見てくれていた。後日、大河ドラマ出演中の石坂氏が楽屋で他の出演者と東雲氏のYouTubeを見て盛り上がっていたところ、「エレキテルをいじっているシーンが似合いそう」とプロデューサーの目に留まり、オファーにつながったとのこと。自身が発信したものが仕事につながることが多いため、これからも様々なことに挑戦していきたいと意欲を見せている。

今後の目標:「三刀流」への挑戦

グラビア、YouTuber、女優と「三刀流」で活躍の場を広げる東雲氏。今後の目標について、グラビアでは雑誌の表紙を数多く飾り、「トップカバーアワード」の総合で1位か2位を獲ることを掲げている。昨年は目標だった表紙40冊を達成し、コミック部門で2位だったため、今年は50冊を目指すと語る。また、バラエティやラジオの仕事も積極的に行いたいほか、オファーがあれば俳優業も続けたいとのこと。YouTubeはバズるかどうかにかかわらず、おばあちゃんになるまで続けていきたいと語り、自身の活動への情熱を燃やしている。

プライベートでは、今年2月に迎えた愛猫のサイベリアン(ツナ♀)とノルウェージャンフォレストキャット(ゴロウ♂)に日々癒やされている。猫のおかげで毎朝7時に起こされ、以前よりも健康的になったと感じているという。


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