人気ダンス&ボーカルグループ「三代目 J SOUL BROTHERS」のボーカリスト、今市隆二(38)が、脅迫と暴行の疑いで書類送検されたことが明らかになりました。これを受け、所属事務所LDHは今市隆二の当面の間活動自粛を発表。さらに、グループ「三代目 J SOUL BROTHERS」も公式サイトを通じてファンや関係者への謝罪声明を発表しました。この事態は、日本の芸能界に大きな波紋を広げています。
LDH、今市隆二の活動自粛を正式発表
芸能事務所LDHは8月1日、公式サイトを更新し、今市隆二が7月31日に書類送検された事態を受け、本人の活動自粛を決定したと発表しました。声明では、まず「乗務員様ならびにタクシー会社様に多大なるご迷惑とご心痛をおかけしましたこと、心から深くお詫び申し上げます」と被害者への謝罪を表明。
LDHは、会社が把握している事実と報道内容に一部齟齬があるとしつつも、「いずれにせよ本人に不適切な言動があったという事実は厳粛に受け止めております」と強調。今市隆二本人からも深い反省の意が示されていることを明かし、その意思を尊重して活動自粛に至った経緯を説明しました。今回の決定は、社会的な責任を重く受け止めた結果と見られます。
三代目 J SOUL BROTHERS、グループとしての声明を発表
LDHの発表を受け、「三代目 J SOUL BROTHERS」のメンバー一同も、「三代目 J SOUL BROTHERSより応援してくださっている皆様へ」と題した声明を発表しました。グループは、今市隆二の不適切な言動により、乗務員、タクシー会社、そして日頃から応援するファンや関係者に多大な迷惑と心痛を与えたことに対し、心から深く謝罪しました。
今市隆二(三代目 J SOUL BROTHERS)の書類送検と活動自粛に関するニュース画像
さらに声明では、「今回の件に関して、個人だけの問題ではなく、ともに活動するグループの一員として、適切な行動を促すことができなかったことに対し、私たちも深く反省しております」と、グループとしての責任を痛感していることを表明。社会から求められる責任と信頼の重みを改めて真摯に受け止め、メンバーそれぞれが自身の行動と向き合いながら、信頼回復に向けて誠意を尽くしていくことを誓いました。異例の事態に、ファンの間でも動揺が広がっています。
脅迫・暴行容疑で書類送検された背景
今市隆二が書類送検されたのは、今年4月に発生したタクシー内でのトラブルが原因です。警視庁は7月31日、タクシー運転手を「殺すぞ」と脅し、腕を引っ張ったとして、脅迫と暴行の疑いで今市隆二を書類送検しました。検察には刑事処分の判断を委ねる「相当処分」の意見が付されたとみられています。
捜査関係者への取材によると、書類送検容疑は4月5日午前5時ごろ、東京都内を走行中のタクシー内で男性運転手を脅し、暴行を加えた疑い。今市隆二は任意の調べに対し、「タクシーに乗る前に別の人ともめてイライラしていた」「殺すぞとは言ったが、運転手に向けてではない」という趣旨の供述をしていると報じられています。警視庁は認否を明らかにしていません。
また、捜査関係者によると、今市隆二は飲食店から帰宅するために知人男性と一緒に乗車。酒に酔っていたとみられ、運転席と後部座席の間にあるアクリル板を殴ったという詳細も明らかになっています。
今後の動向と信頼回復への道
今回の今市隆二の書類送検とそれに伴う活動自粛は、三代目 J SOUL BROTHERSおよびLDHにとって大きな試練となります。事務所とグループが発表した声明からは、事態の深刻さと、信頼回復への強い決意がうかがえます。今後、司法の判断が下されるとともに、今市隆二自身、そしてグループがどのように社会からの信頼を取り戻していくのか、その動向が注目されます。芸能活動の再開時期についても、今後の状況次第で慎重な判断が求められるでしょう。