『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』、上映時間155分決定!前作超えの長尺で猗窩座の激闘を描くか

2025年7月18日公開予定の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』について、先日、東宝映画情報【公式】Xアカウントより上映時間が2時間35分(155分)と発表されました。これは、2020年に公開され大ヒットを記録した前作『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(117分)を30分以上も大幅に上回る長さとなり、シリーズ最長となります。この長時間決定は、ファンにどのような期待と安堵をもたらしているのか、その背景を探ります。

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来の第2弾キービジュアル。主人公の竈門炭治郎と冨岡義勇が、上弦の参・猗窩座と対峙する様子が描かれている。劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来の第2弾キービジュアル。主人公の竈門炭治郎と冨岡義勇が、上弦の参・猗窩座と対峙する様子が描かれている。

長時間決定が意味する物語への期待

上映時間発表後、SNSでは長さに伴うトイレへの不安の声もありましたが、それ以上に多くのファンが喜びと共に「安堵した」と反応しました。その最大の理由は、第一章の主軸となる敵キャラクター「猗窩座(あかざ)」との戦いが、原作漫画では回想を含め約11話分に及ぶ長大なエピソードであるためです。短い上映時間では、この非常に長く重要なパートが大幅にカットされたり、物語のクライマックスが次章に持ち越されたりするのではないかという懸念が少なからず存在しました。

しかし、155分という上映時間は、この壮絶な戦い、猗窩座の過去、そして竈門炭治郎や冨岡義勇といった主要キャラクター間の心理描写を含めたドラマを、原作の持つ高い密度と感動を損なうことなく、非常に丁寧に描き切るために十分な時間と考えられます。これにより、「猗窩座戦が中途半端になるのでは」というファンの懸念は今回の発表で大きく解消され、劇場のスクリーンで原作通りの見応えある展開をじっくりと味わえる可能性が極めて高まりました。

また、この第一章での長尺は、続く章で登場する上弦の弐・童磨(どうま)、上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)といった他の強敵たちや、我妻善逸(あがつまぜんいつ)などの重要なキャラクターの物語も、同様に期待以上の深さで描かれるであろうという示唆でもあります。アニメーション制作を手掛けるufotableへの信頼と、無限城編全体の映像化に対するファンの熱気は、今回のニュースでさらに高まっています。

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の155分という上映時間は、単なる数字ではなく、原作ファンが待ち望む物語の核を、最高品質で体験できることへの強い期待を抱かせます。公開日の2025年7月18日が待ちきれません。

参考資料