ローマ(CNN) イタリア北部ミラノの空港で、離陸中の航空機のエンジンに男性が吸い込まれて死亡した。地元メディアが8日に報じた。
CNN提携局スカイTG24によると、事故が発生したのは、航空機が現地時間8日午前、スペイン北西部アストゥリアス州に向けてミラノ・ベルガモ空港を離陸した直後だった。
地元紙は、匿名の空港職員の話として、航空機が離陸準備をしている滑走路に男性が飛び出し、エンジンに吸い込まれたと伝えている。
スペインの航空会社ボロテアによると、同機に搭乗しておらず、航空会社関係者ではない人物が「重傷」を負った。乗客154人全員と乗務員6人は無事で、心のケアを受けているという。
当局は、男性が空港の外からどのようにして滑走路に侵入できたのかについて調査を開始した。
この事案の影響で同空港では一時的に運航に遅れがでていたが、現地時間8日正午にトランジットハブからの運航を再開した。