山口達也氏、痛風告白のX投稿が波紋 過去の“強制わいせつ”問題に触れず

元TOKIOメンバーの山口達也氏が7月9日に自身のX(旧ツイッター)を更新し、過去の病気について言及しましたが、その内容が一部で波紋を呼んでいます。投稿の中で山口氏は、自身のアルコール依存症の経験を踏まえ、過去に痛風を発症した際のエピソードを披露しました。

「40歳の頃痛風発作が出てしまって…スタジオゲーム番組に折角ゲストで呼んでいただいたのに、足の親指が痛すぎて活躍できず、迷惑かけてしまったことがありました」と当時の状況を振り返り、水分補給の重要性を呼びかけました。痛風は尿酸値の上昇により関節などに激しい痛みを伴う病気であり、特にアルコールの過剰摂取がリスクを高めるとされています。山口氏がアルコール依存症と診断されたことを公表していることから、この痛風エピソードは自身の飲酒習慣と関連付けて語られたものとみられます。

X投稿で話題の山口達也氏X投稿で話題の山口達也氏

しかし、この投稿に対してX上では疑問の声も上がっています。「未成年なんたらかんたらあったんですけど?」「未成年で有名になりましたね」といったコメントが見られ、痛風やアルコール問題に触れる一方で、自身が起こした過去の強制わいせつ事件に言及しない姿勢への批判が示唆されています。

山口氏は2018年4月、酒に酔った状態で未成年女性への強制わいせつ事件を起こし、書類送検されました。この事件を受け、彼はTOKIOを脱退し、ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)を退所。さらに2020年9月には、飲酒運転によるバイク事故を起こしています。これらの出来事は、彼の芸能界復帰の可能性を事実上絶つものとなりました。現在、山口氏は全国各地でアルコール依存症などに関する講演活動を行っています。

2020年の飲酒運転事故で移送される山口達也氏(資料写真)2020年の飲酒運転事故で移送される山口達也氏(資料写真)

スポーツ紙記者によると、山口氏の現在の活動や姿勢には批判も少なくないといいます。彼が代表を務める株式会社山口達也のウェブサイトには「2018年、2020年に私が起こしてしまった事件、事故につきまして、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪が記されているものの、具体的な事件の詳細には触れていません。また、メディアで報じられる講演会の様子からも、踏み込んだ過去の話は避けている様子がうかがえます。アルコール依存症と向き合う姿勢は評価される一方で、強制わいせつという、アルコールが引き起こした深刻な問題に触れずに過去の飲酒習慣のみを語ることに違和感を覚える人々がいるようです。

山口氏が自身の過去とどこまで真摯に向き合えているのか、その姿勢が問われています。

Source: https://news.yahoo.co.jp/articles/2375bffbe71bd2e24887cb3d22a9edcc8ea4e662