竹本直一科学技術担当相の資金管理団体が平成30年、大阪市の政治団体から得た計30万円のパーティー券収入の内訳や支払者氏名を政治資金収支報告書に記載していなかったことが4日、分かった。竹本氏が代表を務める自民党大阪府第15選挙区支部が27~30年、選挙区内の葬儀に供花代17万9千円を支出したことも判明した。
政治資金規正法は同じ団体から1回のパーティーで20万円超の収入があれば、住所や氏名の報告書記載を義務付けており、竹本氏の事務所担当者は「直ちに訂正する」とした。また公選法は、政党支部が代表の議員名を記したり、名前が類推できる形にしたりして選挙区内の人に供花を出すことを禁じている。担当者は「支部関係者の葬儀に支部名で支出しており問題ない。ただ昨今の事情を踏まえて今後どうするか検討する」とした。