【ソウル共同】米軍が事実上握る韓国軍の有事作戦統制権を韓国軍に移管する案について、韓国の革新系の李在明政権とトランプ米政権が協議を始めた。これまで米側は消極的だったがトランプ政権で前向きになったとの見方がある。実現する場合、在韓米軍の一部の日本移転といった米軍再編を伴う可能性がある。
9日、韓国大統領府の魏聖洛国家安保室長は記者団に、有事作戦統制権の移管は、米国との関税や国防費を巡る交渉では話題になっていないとしながらも「推進する。協議中だ」と述べた。聯合ニュースによると、米国防総省は11日「米韓は移管の進展のため協力を続ける」と表明した。