インド機墜落事故で予備報告書発表 離陸直後に燃料供給が遮断、操縦席は混乱状態に


予備報告書によると、離陸直後、2つのエンジンの燃料スイッチが相次いで「RUN(稼働)」の位置から「CUTOFF(遮断)」に移行し、燃料供給が遮断されていた。

回収されたボイスレコーダー(音声記録装置)の分析では、操縦士の一人がなぜ遮断したのかと尋ね、もう一人が遮断していないと答えていた。

その後、スイッチは「RUN」になりエンジンで燃料注入と再点火がされたが、操縦士の一人が「メーデー、メーデー、メーデー」と緊急の遭難信号を送信した後に機体は墜落した。

現段階では、「航空機とエンジンの運用者と製造業者に対して推奨される措置はない」としている。

事故を起こしたのは、印西部グジャラート州アーメダバード発ロンドン行きのボーイング787型機。先月12日、離陸直後に市街地に墜落し、乗客乗員242人のうち241人が死亡し、墜落先の地上でも多数の犠牲者が出た。(岩田智雄)



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