万博で深刻化する《東ルート》の大混雑。“入場難民”を解消する《西ルート》4つの打開策を検証してみた


【写真アリ】万博入場で”入場難民”を回避するには? 4つの打開策の内容と、そこから見える景色

 この混雑を分散させるべく、比較的空いている西ゲートへの誘導策が、次々と取られている。開始されたばかりの「東→西ゲート間バス」「徒歩ルート開設」「船の大幅値下げ・入場優遇」「新ルート・シャトルバス」。どこまで役に立つのか、実際に移動して検証、留意すべき点も検証してみた。

 ①西ゲート行きバス(午前中のみ運行・料金400円〜)

 まず最初に、西ゲート行きのバスについて紹介しよう。7月1日から、東ゲートから西ゲートに移動できるバスが運行を開始したのだ。

 といっても、車両は既存の外周バス「e Mover」と共通で、8時30分〜11時30分の間だけ「e Mover」一部区間を運休、西ゲート行き一方通行のシャトルバスに振り向けるというものだ。

 支払いは現金不可、料金はゲート間利用だけが400円、外周バス「e Mover」1日券とのセットが1000円(従来と同じ価格)。直径約675メートル、一周約2キロの万博会場内の移動を考えて、セット券を購入した方が良さそうだ。

 東ゲートから西ゲートへの分散のために急遽開設されたシャトルバスということもあってか、全体的にかなり急なつくりで、誘導は人海戦術で何とかしているのが印象的だった。

■暑いけど…徒歩での移動も可能

 ②西ゲートへ徒歩(午前中のみ・無料)

 東ゲートから西ゲートに向かう徒歩ルートは、会場北側の外周道路わきに設定されている。経路はゲート間移動のバスとほぼ同様で、バスはフェンス内側の敷地内、徒歩はフェンス外側の敷地外を移動する。



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