ウクライナは12日、ロシアが前日から2日間にわたりウクライナにドローン597機、巡航ミサイル26発を発射したと主張した。
ウクライナのゼレンスキー大統領はこの日、Xを通じて空爆がハルキウ、スミ、リビウなどに拡大したとしながらこのように明らかにした。この日の空爆で現在まで最小2人が死亡し20人以上が負傷したという。
AFP通信によると、ウクライナ軍はロシアが発射したイラン製ドローン319機とミサイル25発を撃墜したと話した。ミサイル1発とドローン20基が5カ所に落ちたとしたが詳しい内容は明らかにしなかった。
ゼレンスキー大統領は「ロシアの空爆速度は(西側同盟の)速やかな決定を必要としている」としてロシアのドローン生産を支援し石油を輸入する第三国に対する2次制裁を繰り返し促した。
続けて「より多くの防空システムが必要で、迎撃ドローンに対する投資強化が必要だ。われわれのパートナーがただシグナルだけ送るのではなく命を助ける実際の行動に立ち上がることを期待する」と訴えた。
トランプ米大統領は最近ロシアが停戦要求に応じずウクライナに対する攻勢を強化するとロシアのプーチン大統領に対する挫折感を公然と吐露している。
10日の米NBCとのインタビューでは「月曜日(14日)にロシアに対し重大声明を出すことになるだろうと考える」と言及した。
トランプ大統領は翌日に取材陣からロシアがドローン攻撃でウクライナの産婦人科病院を破壊したことについて聞かれると、「知っている。みなさんはどんなことが起きるのか見ることになるだろう」と答えた。
ロシアはトランプ大統領の警告性発言にも連日ウクライナにドローンとミサイルを大挙動員した空爆を敢行している。