「マンション廊下に宅配便が山積」住民の悩みが提起、消防法違反の可能性も

韓国の主要オンライン掲示板「ボベドリーム」に7月11日、「宅配便が積み上がる隣家、こんな迷惑行為ありますか?」と題する投稿が掲載され、集合住宅の共用部分における荷物放置問題が注目を集めています。マンションの共用廊下に大量の荷物が積み上がり、ストレスを感じた住民が対応策を求める内容です。

放置される大量の荷物と住民の困惑

投稿者によると、隣人が自宅前の共用廊下に数十個に及ぶ宅配便の箱を長期にわたって放置しているとのことです。2度にわたるメモでの撤去要請は無視され、管理室を通じて注意しても一時的に片付けるだけで、根本的な改善が見られない状況が続いています。添付された写真には、エンジニアリング会社の名称が記された部屋の玄関前に、廊下の半分以上を占拠するほどの宅配便が山積みになっている様子が映し出されています。

この状況に対し、投稿者は「置き場がないならこんなに宅配を頼むべきではないだろう。玄関には『事務所なのでノックもベルも押さないで』と貼ってあるし、完全に対話拒否」と嘆いています。管理室も有効な手を打てず、住民は多大なストレスを感じ、「管理費を払うのが嫌になってきた。どう言えば改善されるのか」と、解決策を求めています。

ネットユーザーの反応と法的見解

この投稿に対し、ネットユーザーからは「消防署に通報すべきだ」「あえて同じようにゴミを隣に積んで対応せよ」「廊下を倉庫代わりにするな。消防法違反だ」といった非難の声や具体的な助言が多数寄せられました。

韓国マンションの共用廊下に山積みされた宅配便の箱韓国マンションの共用廊下に山積みされた宅配便の箱

韓国の消防施設法では、火災時の避難経路となる廊下や階段などに物品を積み上げる行為が禁じられています。この規定に違反した場合、最大300万ウォン(約32万円)の過料が科される可能性があるとされています。共用廊下への宅配便の放置は、単なる近隣トラブルに留まらず、法的な問題に発展するリスクもはらんでいます。

今回のケースは、集合住宅における共用部分の適切な利用と、隣人との円滑な関係構築の重要性を改めて浮き彫りにしています。

参考資料