韓国軍は17日、島根県・竹島(韓国名・独島)の防衛を想定した定例訓練を同日実施したと明らかにした。青木一彦官房副長官は18日の記者会見で、外務省の金井正彰アジア大洋州局長らが17日に韓国側に強く抗議したと明らかにした。
青木氏は会見で「竹島に関する訓練の実施は、竹島が歴史的事実に照らしても、国際法上も明らかに日本固有の領土であることに鑑み、到底受け入れられず、極めて遺憾だ」としたうえで、「竹島問題についての日本の一貫した立場に基づき、引き続き韓国側に適切な対応を強く求めていく」と述べた。
竹島に関する訓練は6月に発足した李在明(イジェミョン)政権下では初めて。韓国の聯合ニュースによると、訓練は非公開で、島には上陸していないという。【竹内望】