奈良県大和高田市は18日、部下の放射線技師に業務上必要な範囲を超える 叱責(しっせき )をするパワーハラスメントを行ったとして、市立病院技術局の局長(58)と同局放射線技術科の技師長(52)を減給10分の1(2か月)の懲戒処分にした。
発表では、2人は2018年11月、同科の会議でほかに2人が同席する前で技師に対し、「辞めさせるぞ」などと発言した。
毎年実施するストレスチェックで23年、十数人の同科職員が異常に高いストレスを示したことから、アンケート調査を行ったところ、パワハラが発覚した。局長と技師長は18年当時、技師長と係長で、その後もパワハラ行為が繰り返されていた可能性もあるという。