「私をみなさんの、みなさんのお母さんにしてくださーい! お願いします!」と、その独特な演説スタイルが話題を呼んだ参政党の新人、さや氏(43)。先の参院選東京選挙区で初当選を果たし、見事“お母さん”となった彼女について、参政党は7月23日、本名が「塩入清香」であることを正式に公表しました。党の公式ホームページによると、この発表は「当選という結果を受け、当初皆さまにお約束させて頂いたとおり、国会議員としての公的責任を果たすうえで必要不可欠」との考えに基づいているとのことです。
さや氏はこれまで、青山学院女子短期大学英文学科を卒業し、シンガーやキャスターとして活動していることが知られていましたが、出馬はあくまで「さや」名義で行われ、本名を含むプライベートの多くが謎に包まれていました。
参院選で初当選した参政党・塩入清香(さや)氏と夫である音楽家・塩入俊哉氏。本名公表後の初の写真で、二人の関係性が明らかになった瞬間を捉えている。
謎に包まれたさや氏の素顔とメディアの報道
さや氏の本名が公表されたまさにその7月23日、『文春オンライン』の公式X(旧Twitter)は、「参政党・さや、結婚していた “秘密の夫”はスター音楽家「家族に迷惑がかかるかもという理由で本名を伏せていた」《参院選東京で2位当選》」と題する記事について告知しました。これにより、彼女の知られざる側面が明るみに出た形です。
かねてよりインターネット上では、さや氏の夫は著名な音楽家である塩入俊哉氏(65)ではないかとの噂が飛び交っていました。これについて、全国紙の政治部記者は次のように明かします。
夫は「悲しみを癒やすピアニスト」塩入俊哉氏
「選挙期間中から、さや氏の夫が塩入氏だとする書き込みがネット上で頻繁に見受けられる状況でした。塩入氏は、『悲しみを癒やすピアニスト』として広く知られており、歌手の西城秀樹さんや稲垣潤一さんらのツアーの音楽監督を務めてきました。さらに、フィギュアスケートの羽生結弦さんや高橋大輔さんといったトップアスリートとのコラボレーションも実現するなど、多岐にわたる活動を展開しています」。
さや氏と塩入氏は、以前から音楽活動において共同で作品を手掛ける機会が多く、今年4月にも共にコンサートを開催したばかりでした。さや氏の長年のファンである50代の男性は、今回の結婚報道に目を丸くして語ります。「コンサート中もさやさんは塩入さんに常に敬語で接しており、まさかプライベートで夫婦関係にあるとは全く想像もしていませんでした」。
音楽活動が明かす「夫婦の絆」と有権者の驚き
さや氏がボーカル、塩入氏がピアノを担当してコンサートを開催したのは、今年4月が初めてではありません。前出のファンは、「今思えば、あれは……」と、昨年12月に行われたクリスマスコンサートを振り返ります。「クリスマスが近いこともあり、さやさんは可愛らしいスカートのサンタ服で登場しました。ステージ上には二人のみで、さやさんの歌声に塩入氏が奏でるピアノの音色が寄り添い、二人の間に強い絆を感じさせるパフォーマンスでした。トークの場面も多く、塩入さんに『ただ、ぼーっとしている人かと思ったら……』『歌詞のこと、あまりよく考えていない』などと笑顔でいじられ、さやさんが『上から目線!』と言い返すなど、気心の知れた師弟関係だからこその打ち解けたやりとりだと思っていました。しかし、夫が塩入さんだと知った今、あれは『公開イチャイチャ』だったのかと、驚きを隠せません」。
さや氏は、保守系のメディア『日本文化チャンネル桜』でキャスターを務めたことで、その界隈での知名度を高めていました。塩入氏も、さや氏の政治関連の活動に肯定的な見解を示していたようです。「塩入さんは、さやさんについて、『以前よりも深く思いを込めて歌うようになった。普段のいろいろな仕事が良い影響となり、歌詞としても変わってきている』と語り、彼女の政治関連の活動を前向きに受け止めている様子でした」と、前出のファンは付け加えます。
「お母さん」が当選したかと思えば、公に「お父さん」も登場──有権者は、その素顔が次々と明かされていく状況に、ただただ驚きを隠せないでいます。