中国軍は13日、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦が中国とフィリピンが領有権をめぐり対立している南シナ海の海域に侵入したと非難しました。
中国軍南部戦区の報道官は13日、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦「ヒギンズ」が南シナ海のスカボロー礁付近の海域に「違法に侵入した」と主張しました。
南部戦区の報道官は「法に基づいて追跡・監視を行い、退去させた」としたうえで、「アメリカ軍の行為は中国の主権と安全を損ない、南シナ海の平和と安定を破壊するものだ」と非難しました。
スカボロー礁はフィリピンの排他的経済水域の内側にありますが、中国が2012年から実効支配していて、領有権をめぐる争いが続いています。
TBSテレビ