お笑いコンビ次長課長の河本準一が、パニック障害とうつ病による休養を経て、YouTubeチャンネルで復帰を報告しました。彼は闘病経験を克明に語り、特に周囲からの「言葉」の重みが持つ影響について言及。本記事では、河本氏の経験からメンタルヘルスへの理解を深めます。
河本準一氏、パニック障害とうつ病からの復帰報告
お笑いコンビ次長課長の河本準一が、パニック障害とうつ病での休養を経てYouTubeチャンネルで復帰。昨年8月頃から冷や汗、不眠、呼吸困難に苦しみ、今年1月27日の生放送中にパニック発作で救急搬送されたと明かしました。「息を吸い続け吐けない」状態だったといいます。2月には休養を発表し、パニック障害とうつ病と診断。6月1日にXで病名を公表、その後ラジオ復帰を果たすなど、徐々に活動を再開しています。
お笑いコンビ次長課長の河本準一が、パニック障害とうつ病からの復帰を語る。
「頑張れ」が重荷に?声かけの難しさと共感
河本氏はYouTubeで、「大丈夫?」「頑張ってる?」といった周囲からの言葉が、精神的な「重み」になり得ると告白。善意でも「言わないで」と受け取られる場合があると心情を明かしました。
しかし、ネプチューンの名倉潤氏から「よう頑張ったな」と明るく声をかけられた際には深く救われたといいます。名倉氏のねぎらいの言葉は、河本氏の大きな支えとなりました。このエピソードは、メンタルヘルスへの声かけの難しさ、「寄り添う」ことの重要性を示唆します。SNSでも「体験者だからこそ響く」「頑張ったと感じた」といった共感の声が多数寄せられています。
河本氏の繊細な人柄と過去の苦悩
テレビでの明るいキャラとは裏腹に、河本氏は非常に繊細で気遣いの人です。2012年の生活保護不正受給騒動や、急性膵炎での入院など、過去にも多くの悩みを抱えていたようです。今回明確な診断を受け、対応しやすくなり、ゆっくりと療養することが望まれています。
河本準一氏のパニック障害とうつ病からの復帰は、メンタルヘルスへの理解を深める機会です。良かれと思った言葉でも、当事者には異なる受け取られ方をすることがあるという教訓となります。相手の状況に寄り添い「頑張ったな」といった共感を示すことの意義が、改めて浮き彫りになりました。
参考資料:
- Yahoo!ニュース: 河本準一、パニック障害とうつ病告白「頑張れ」が重荷に 名倉潤の「よう頑張ったな」に救われた
- 河本じゅんちゃんねる (YouTube)
- 河本準一公式X